記憶が生々しい

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  • 自分自身が最底辺の境遇からなんとかはい上がってきた記憶が生々しいものもあっただろう。 久美沙織『小説 エマ 2』より引用
  • ただ、記憶が生々しい内は憎悪が先に立ち、無影の行動を否定することしかできなかった。 井上祐美子『五王戦国志3 埋伏篇』より引用
  • 命令一下突撃する日本兵のスーサイドアタックの記憶が生々しい米兵も多かったのである。 豊田穣『南十字星の戦場』より引用
  • パリのメトロ駅構内で男に襲われかけた記憶が生々しい。
  • しかし、ボーア戦争の記憶が生々しくドイツを敵に回すことに反発した軍の一部は反乱を起こしていた。
  • 女性新聞記者を主人公とした作品で、著者の仙川が新聞社を辞めたばかりの頃に担当編集者から「記憶が生々しいうちに書いておいた方がいい」と言われて執筆を決めた。
  • まだ、特撮探偵の記憶が生々しいための条件反射らしい。 霞流一『フォックスの死劇』より引用
  • けれど、夢にしては記憶が生々しい。 山本文緒『ブルーもしくはブルー』より引用
  • まだ戦いの記憶が生々しい12世紀初頭には早くも、『アンティオケの歌』のような武勲詩も誕生している。
  • と言ったきり、明日香が受話器を握ったまま一瞬、沈黙したのは、三日前、箱根のホテルで密会の一夜をむさぼりあった記憶が生々しく甦ってきて、それが赤い焔で胸をあぶったからである。 南里征典『自由ケ丘密会夫人』より引用
  • この時、サッダーム政権による化学兵器まで用いた弾圧の記憶が生々しく残っているクルド人たちは、一斉にトルコ国境を超え、大量の難民が発生し、人道危機が起こった。
  • 紀子との一夜の記憶が生々しくよみがえったのだ。 小林信彦『紳士同盟』より引用
  • それより、稲垣とすごした一夜の記憶で、胸がいっぱいだったし、現実問題、肉体の節々にその記憶が生々しく残っていて、疼いているようだったので、明日香はその熱い記憶を大切にしようと思い、二階の寝室のキングサイズのベッドに、身体を投げだすと、その夜、夢も見ずに、ぐっすりと眠った。 南里征典『自由ケ丘密会夫人』より引用
  • まだ先月の記憶きおくが生々しい。 赤川次郎『孤独な週末』より引用
  • ヨロン島で、廻燿子めぐりようこが薬草とまちがえて、躰をこすってぬれ雑巾にしてしまった記憶が生々しい。 森瑤子『デザートはあなた』より引用