観る芝居

5 の例文 (0.00 秒)
  • 明治十七年の十月、市村座で五代目菊五郎が「四谷怪談」を上演した時、わたしはお化けの芝居というものを見たいがために、一緒に連れて行ってくれと母にせがんだが、子供の観る芝居ではないといって、やはり留守番をさせられた。 ...
  • 仏蘭西に於て、「舞台が詩人を駆逐した」時代にこそ、黙々として、詩人は、「一人で観る芝居」を書いてゐた。 ...
  • ミュッセは、その処女作、「ヴェネチヤの夜」が舞台的失敗に終つた結果、その後、上演を断念して、自ら「書斎で観る芝居」なるものを書き続けたが、これが、作者の死後、今日に至つて、観客の心を酔はす比類なき近代古典の中に数へられてゐるのである。 ...
  • 一方では即興的な対話を聴かせる漫才、其他喜劇的な要素をもつ寄席の芸が街に溢れてゐるといつてもよいのでありまして、斯ういふものゝ上に更に機械文明の生みました、ラヂオドラマと云ふものを加へると、目で観る芝居から、耳で聴く芝居迄の総ての形式と云ふものが作り上げられるのであります。 ...
  • 小劇場主義と大劇場主義は、両極端に於て、心理的要素と感覚的要素とに分裂し、「聴く芝居」と「観る芝居」、「対話劇」と「スペクタクル」とに対立するのである。 ...