観るべきもの
12 の例文
(0.00 秒)
-
ヘーセン郷土博物館はヘーセンのブロークホーフの旧パン焼き小屋にヘーセンの歴史に関する郷土資料を展示している。観るべきものとしては、中世や工業化が始まった時代の展示品がある。特に、教会、手工芸、鉱業に関する展示が行われている。
...
-
しかしそもそも絵と申すものは、絵師が描いて絵師が観る、そういうものではないと思うぞ。絵は万人の観るべきものじゃ。万人の鑑識に適ってこそ天下の名画と申すことが出来る。
...
-
そう思うと目の前の光景に変化が生じた時のことが気になった。ギャラリーには観るべきものがなければならない。それにはまずガラスケースがいるだろうと彼は考えた。
...
-
そして、その友を日本に有ちたい。第二の『白鳥の歌』は、名優を俟つて始めて観るべきものであると云ふに止めよう。第三の『休みの日』は原作を読んで相当に面白いものであると思つた。
...
-
観光客はガイドマップを持ちながら、オリエンテーリングよろしく街を歩きます。行き着く先は山頂の展望台、はたまた小さな寺院、これといって観るべきものはありません。一応の名所は街を歩く為の便宜上の目的でしかなく、尾道観光とはこの奇妙な街を「歩く」ことに終始します。
...
-
-
定窯と似た器を生産したが、非常に重宝され最高峰とも言われる。華南の窯としては景徳鎮が有名だが、宋代の景徳鎮は長年の戦乱で荒廃し何ら観るべきものがない。越州窯は今の紹興府にある窯「秘色」という光沢ある緑色が特色。
...
-
これに対して、魏もまた、充分なる警戒を払っていたにちがいない。そうした空気において、たまたま周魴の詭計が行われたので、それを口火として、時を移さず魏呉の戦端がひらかれたものと、正しくは観るべきものであろう。だから曹休が敗れ去ると共に、呉軍の引揚げも早かった。
...
-
四つの口は、首には全然覚えのないこと、昨夜はたしかに笊を挾んでおいたのが、今朝常吉に起されて見たらどこの何者とも知れない彼の首がかかっていた、したがって何がなにやらいっさい解せないとの一点張り、何ら探索の手懸りとも観るべきものは獲られなかった。
-
しかも、それは、文学・芸術的な用語として生まれたのではなかった。「芸文志」には「街談・巷語、道聴・塗説する者が造る所なり」「諸子十家、その観るべきもの、ただ九家のみ」という記述がある。街巷で語られた話や道端で聞いたり言ったりしている者が作り上げたのが小説であるとされ、九流の諸子とは異なり、一ランク下のものと考えられていたことが分かる。
...
-
第四、上等の士族は衣食に乏しからざるを以て文武の芸を学ぶに余暇あり。或は経史を読み或は兵書を講じ、騎馬槍剣、いずれもその時代に高尚と名る学芸に従事するが故に、自から品行も高尚にして賤しからず、士君子として風致の観るべきもの多し。下等士族は則ち然らず。
...
-
快感を超越した要素がなくてはならぬ。もとより崇高、深遠、幽邃、壮大、雅麗等の諸性質はそなえておらなければならぬが、また超快感的の気韻情調の観るべきものを必要とする。すなわち人を引いて彼岸の理想境に入らしむる底の魅力がなくてはならぬのである。
...