覗く

全て 動詞
3,182 の用例 (0.01 秒)
  • 私は此の宿へ来てから一度も女の座敷を覗いたことがなかつたのである。 長塚節『隣室の客』より引用
  • 文楽座などをちょっと覗いてみてもやはりこの感じがはっきりとします。 小出楢重『楢重雑筆』より引用
  • ここは七階建てのマンションの最上階だから他人に覗かれる心配はない。 西風隆介『神の系譜Ⅰ 竜の封印』より引用
  • すぐ側には、沈没して翼端だけ海上に覗かせる二式飛行艇の姿もあった。 福井晴敏『終戦のローレライ(上)』より引用
  • 女性を眼前まえにした瞬間から、いつもの自分とは別の自分が顔をのぞかせた。 新堂冬樹『忘れ雪』より引用
  • 思う少女の後ろ、台所から顔をのぞかせた母が、少し抑え目の声をかけた。 高橋弥七郎『灼眼のシャナ 0(短編)』より引用
  • 人影くらいは見えるかもしれないが、向こう側からのぞかれる心配はない。 神崎京介『密室事情』より引用
  • 実のところ、本当の雪を顕微鏡で覗いたのはこの時が初めてなのである。 中谷宇吉郎『雪雑記』より引用
  • 他人に心を覗かれて、しかも心を覗かれたことを知った人間の苦しみは。 筒井康隆『(「七瀬」三部作 2) 七瀬ふたたび』より引用
  • 私はすっかりを消した暗い暗い寝室の間の廊下をそっと差し覗いた。 北原白秋『フレップ・トリップ』より引用
  • その大きく開いたロからのぞく歯は、黄色によごれて半分も残ってはいない。 富野由悠季『オーラバトラー戦記 01 アの国の恋』より引用
  • 間もなく玄関のドアが開き、頭の禿げた男性が不安そうな顔を覗かせた。 東野圭吾『赤い指』より引用
  • 切れ長の眼はどうも淫蕩いんとうな性格をのぞかせているような気がしてならない。 阿刀田高『待っている男』より引用
  • 自然に閉じたらしいドアの前に立った彼は、おそる恐る隙間すきまから中をのぞく。 岩本隆雄『イーシャの舟』より引用
  • どこか一つのところに惚れこんで、その一点から全体を覗いてみるのだ。 豊島与志雄『慾』より引用
  • 私は棚においてあった鏡を持ってきてアーサーに自分の顔を覗かせました。 酒見賢一『語り手の事情』より引用
  • 横にまわって、塀の外から中をのぞこうとしたが、塀が高くてだめだった。 巖谷大四『懐しき文士たち 戦後篇』より引用
  • こいつをちらとでものぞいたら最後、ひとは一こともものを言えなくなる。 太宰治『ダス・ゲマイネ』より引用
  • そして、これに対してお帳場はどういう態度を取るかと窓の中を覗いた。 岡本かの子『家霊』より引用
  • いたからといってどうということもないのだが、そう思いつつもまた覗く。 沢木耕太郎『一瞬の夏』より引用
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