視野を遮る

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  • これまた完全に視野をさえぎることができるということではないか。 小野不由美『悪夢の棲む家 (下) 挿絵あり』より引用
  • 曲がった壁は一定のところで光を反射し、視野を遮っていた。 帚木蓬生『受精』より引用
  • そこへ半透明な歯車も一つずつ僕の視野をさえぎり出した。 芥川竜之介『歯車』より引用
  • 着用することで真横や後方の視野を遮ることになり、それによって馬が前方への進行に集中できると考えられている。
  • 明るい外灯の光が二、三箇所道路沿いに並んで輪を投げてはいるが、そのまぶしさがかえって他の部分の視野を遮る役にもなっている。 松本清張『高台の家』より引用
  • そこへ大きな看板をかかえた二人のペンキ屋が通りかかり、視野を遮ってしまう。 帚木蓬生『受精』より引用
  • そこへ半透明な歯車も一つづつ僕の視野をさへぎり出した。 芥川竜之介『歯車』より引用
  • すぐ眼下は断崖で、左右に松林を配する以外、視野を遮るものはない。 内田康夫『贄門島(にえもんじま)上』より引用
  • 当時は雑草もなく、畑が作り込まれ、視野を遮るものなく海が見えていたのだろう、と式部は思う。 小野不由美『黒祠の島』より引用
  • この道路が出来た頃は見透みとおしも良かったが、いつの間にか、高い建物が少しずつ高架を走る車の視野をさえぎるようになり、その壁に看板が掲げられ出したのだ。 辻井喬『いつもと同じ春』より引用
  • 彼はその画を見ようとしてくびを伸ばしたが、岩の突きだした面に金属製の鳥の巣のようにしがみついている観光用展望ケージの床が、視野を遮っていた。 クラーク『楽園の泉』より引用
  • せめてもの幸いは、視野を遮る濃密な夜霧のせいで、怪物を目撃できるエリアが限定されていることだろう。 虚淵玄『Fate/Zero Vol.3 「散りゆく者たち」』より引用
  • 次の瞬間、ディスパーサル・ポイントの高い盛り土が視野をさえぎった。 イネス/池央耿訳『ベルリン空輸回廊』より引用
  • 右のはずれの方には幅広く視野をさえぎって、海軍参考館の赤煉瓦あかれんががいかめしく立ちはたかっている。 森鴎外『山椒大夫・高瀬舟』より引用
  • 偏狭独善の国粋主義はアイルランドをますますヨーロッパ文化の流れから遠ざけ、広い世界への視野を遮るものと考えたのだ。 ジョイス/飯島淳秀訳『若き日の芸術家の肖像』より引用
  • 古来月の名所として知られているところは、例外なく平原を俯瞰ふかんできる丘陵か、あるいは視野を遮るもののない海岸であった。 井上靖『星と祭上』より引用
  • 髪が風に吹かれてもつれ、顔にへばりついて視野を遮る。 村上春樹『1Q84 BOOK3』より引用
  • 視野を遮ってそそり立つねじ曲がった大きな岩の塊の間を縫って、のろのろと進まなければならない。 ジェイムズ・ブリッシュ『10 最後〔オメガ〕の栄光』より引用
  • 白い塀、煉瓦を積んだ門柱、飴色の板に黒い金具の門扉、道の先に立ち塞がり、視野を遮ってきたそれが少しだけ開いている。 小野不由美『屍鬼(上)』より引用
  • 四層の城館から見下ろせば、城下町の外れ長良川の悠揚たる流れの向うは平坦な美濃平野で、視野をさえぎる何物もない。 池宮彰一郎『本能寺(上)』より引用