見好い

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  • 子供のなりも見好くしたり、自分も小綺麗こぎれいになつたりするはやつぱし浮世の飾りだよう。 芥川竜之介『一塊の土』より引用
  • さうなつたので顔の様子が余程見好くなつた。 森林太郎『笑』より引用
  • 衣紋えもんの正しく、顔の気高きに似ず、見好みよげに過ぎて婀娜あだめくばかり。 泉鏡花『伊勢之巻』より引用
  • されど狼狽うろたへたりと見られんは口惜くちをしとやうに、にはかにその手を胸高むなたかこまぬきて、動かざること山の如しと打控うちひかへたるさまも、おのづからわざとらしくて、また見好みよげにはあらざりき。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
  • あわただしい折から手の触るも顧みず、奪うがごとく引取って、背後うしろから夫人の肩を肩掛ショオルのように包むと、撫肩はいよいよ細って、身をすくめたがなお見げな。 泉鏡花『婦系図』より引用
  • 幸薄さいはひうすく暮さるるか、着たるものの見好げにもあらで、なほ書生なるべき姿なるは何にか身を寄せらるるならんなど、思は置所無く湧出わきいでて、胸も裂けぬべく覚ゆる時、男の何語りてや打笑む顔のあざやかに映れば、貴婦人の目よりは涙すずろに玉の糸の如く流れぬ。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
  • 両側に見好みよげなる仕舞家しもたやのみぞ並びける。 泉鏡花『照葉狂言』より引用
  • 襟許えりもと肩附かたつきつまはづれも尋常じんじやうで、見好みよげに釣合つりあふ。 泉鏡太郎『魔法罎』より引用