見上げる

全て 動詞
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  • 芙由子はふいにことばの調子をかえて山猫のような目で下から見上げた。 光瀬龍『明日への追跡』より引用
  • 下の方から遠くに、他の人たちが仕事をするのを見上げるようになるんだ。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • そして今、屋根の下では数百人の人々が、この光景を見上げているのです。 原民喜『ガリバー旅行記』より引用
  • お君さんは田中君の顔を見上げると、息のはずんでいるような声を出した。 芥川竜之介『葱』より引用
  • 街道が畑から見上げると二間ばかり高さの処に台になつて横たはつてゐる。 牧野信一『素書』より引用
  • すぐ眼の下は深い谷になつて、東山の一部がその向うに高く見上げられた。 加能作次郎『世の中へ』より引用
  • 友と共に見上げた七葉樹には飾燈ネオンのような美しい花が咲いていました。 梶井基次郎『橡の花』より引用
  • 金六の指したのは、裏木戸から入って、見上げる形になった二階でした。 野村胡堂『銭形平次捕物控 01』より引用
  • 時々彼女は目をあげて、言い難い一種の安心と信頼とで彼を見上げた。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • 肩を叩かれて私が目を見上げますと左手に大きい鳥居とりゐがあるのでした。 与謝野晶子『私の生ひ立ち』より引用
  • 若林博士の顔を見上げながらジリジリと後退あとずさりせずにはおられなかった。 夢野久作『ドグラ・マグラ』より引用
  • この遥かなる下から見上げても一輪の花は、はっきりと一輪に見える。 夏目漱石『草枕』より引用
  • 白い天井を見上げると、黒い蠅が一匹、絵に書いたように止まっていた。 海野十三『蠅』より引用
  • 駅前広場から見上げる五月の空は青と灰色の中間の色に染まっていた。 桜坂洋『よくわかる現代魔法 第02巻 ガーベージコレクター』より引用
  • 女は化銀杏ばけいちょうの下で、行きかけたたいななめにねじってこっちを見上げている。 夏目漱石『趣味の遺伝』より引用
  • 娘だけが石の上に棒立に立つて、手を握りしめて、上の方を見上げてゐた。 宮原晃一郎『鷲の巣』より引用
  • ウルフが見上げると、たくさんの小さな黒いものがそこに浮かんでいた。 P・J・ファーマー『異世界の門』より引用
  • そして、わすれまいとするように、じっと若者わかものかお見上みあげていました。 小川未明『あほう鳥の鳴く日』より引用
  • 彼等はまるで空を見上げるように、おそるおそる彼の顔を見つめました。 三宅幾三郎『ワンダ・ブック——少年・少女のために——』より引用
  • 少女は玄関を出たところで立ち止まり、前と同じように空を見上げた。 村上春樹『1Q84 BOOK3』より引用
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