見上げる目

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  • 映画館の観客席から銀幕に注がれる視線は上を見上げる目である。 塩田丸男『口下手は損ですか 面白い話をするための12章』より引用
  • 小柄こがらなむつみちゃんだが、正道を見上げる目の動きがなかなか可愛いい。 鎌田敏夫『恋しても』より引用
  • 轟音と共に、ほうの見上げる目の前で、涸滝のお屋敷に雷が落ちた。 宮部みゆき『孤宿の人 (下)』より引用
  • 驚いて見上げる目には、恐ろしく大きな生き物の姿が映っていた。 岩本隆雄『イーシャの舟』より引用
  • だんだんと性器は乾いていくけれど、見上げる目は濡れたままだ。 岩井志麻子『楽園(ラック・ヴィエン)』より引用
  • 天井を見上げる目は何を見ているのか、ただ、澄んだ瞳は悲しい色をたたえていた。 葉山透『9S<ナインエス> 第01巻』より引用
  • 一度などは、私を見上げる目つきに、何かこっけいじみたものさえうかがわれた。 ドイル/鈴木幸夫・鮎川信夫・齊藤重信『シャーロック・ホームズ全集(上)』より引用
  • そっと見上げる目に、少しだけ怖がっているような色がにじむ。 野村美月『文学少女シリーズ08 “文学少女”と神に臨む作家 下』より引用
  • 両手をついて、じっと見上げる目もとに、習慣的にびた色を浮かべながらも、なにか源三郎げんざぶろうはおどろきに似たものを感じていた。 海音寺潮五郎『天と地と(三)』より引用
  • 茜色あかねいろに染まった空を見上げる目は、もう酔ってはいなかった。 福井晴敏『終戦のローレライ(下)』より引用
  • 「うまく行ってくれなきゃあ」タビーはにこりともせずに答えたが、飛行機を見上げる目の色が変っていた。 イネス/池央耿訳『ベルリン空輸回廊』より引用
  • 三つ指ついて見上げる目が、病んだ猫のように薄赤い。 久世光彦『陛下』より引用
  • 川根はジロリと、下のほうから見上げる目で詩織を見た。 内田康夫『浅見光彦殺人事件』より引用
  • ぼくを見上げる目に、涙がたまってゆく。 野村美月『文学少女シリーズ08 “文学少女”と神に臨む作家 下』より引用
  • 見上げる目もないオルゴンは、わずかに帽子ぼうしからうつろな中身をのぞかせ、そして戦慄せんりつした。 高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第05巻』より引用
  • 美佐子を見上げる目に、同情の色がある。 篠田節子『レクイエム』より引用
  • 見上げる目には憎しみがこもっていた。 浅田次郎『月のしずく』より引用
  • やせて貧相な男だが、目鼻にはけわしいものがあり、ぬすむように下から女を見上げる目つきには、ねつい憎しみの光がかくれていた。 栗本薫『伊集院大介の追憶』より引用
  • パウラは、フリッツを見上げる目を動かさずに答えた。 福井晴敏『終戦のローレライ(上)』より引用
  • 見上げる目は悪戯っぽく輝いている。 榊涼介『ガンパレード・マーチ 15 山口防衛戦4』より引用