見すえる

全て 動詞
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  • そのかわり全身の魂を凝らして、じっと博士の目のなかを見すえている。 横溝正史『憑かれた女』より引用
  • うしろから肩を揺すられて、私は朦朧もうろうとした頭でその方を見すえました。 宮本輝『錦繍』より引用
  • ただ正面から相手を見すえたとき、わずかだが奇妙な違和感をおぼえた。 田中芳樹『創竜伝 第03巻』より引用
  • 無邪気な彼女の眼に見すえられ、血の沸騰をおぼえぬ男があるだろうか。 横溝正史『金田一耕助ファイル09 女王蜂』より引用
  • ふたたび眼を開けると、かれは地獄からきた顔を真正面に見すえていた。 ムーア『暗黒界の妖精―ノースウェスト・スミス』より引用
  • 夏川を抱いて二階の廊下にへたりこんだ姿勢のまま、前方を見すえた。 芦辺拓『月蝕姫のキス』より引用
  • すぐ近くに、ポーペーの小さな黒い目が、じっと彼の目を見すえている。 ハックスリー/高畠文夫訳『すばらしい新世界』より引用
  • 藤次は、その構えを白い眼で見すえながら、何用か、と彼方かなたから答えた。 吉川英治『宮本武蔵』より引用
  • ウィルは不審ふしんに思い、力強い顔の中の笑いじわに包まれた目を見すえた。 クーパー『(闇の戦い4)樹上の銀(完)』より引用
  • 彼は院長の表情の変化を見逃すまいと彼女をひたと見すえながら言った。 シモンズ『尼僧院から来た花嫁』より引用
  • 地面を見すえたまま、彼は、ゆっくりとシデの木のほうへ歩きつづけた。 フリーマン/大久保康雄訳『歌う白骨』より引用
  • そんなふうにして、彼女はテーブル越しにポワロの顔を正面から見すえた。 クリスティ/松本恵子訳『青列車殺人事件』より引用
  • 時とすると彼女は、眼を見すえ何にもしないでぼんやりしていた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 女は長い間じっと彼の顔を見すえていたがやっと口を開いた。 モーム/篠原慎訳『諜報員アシェンデン』より引用
  • 彼はほとんど動かずに、相手の剣の切っ先をじっと見すえているではないか! ヴェルヌ/江口清訳『皇帝の密使(下)』より引用
  • 田副師団長の頬から皮肉な微笑が消えて、眼が鋭く参謀を見すえた。 高木俊朗『インパール』より引用
  • 紺野は居間のソファで携帯電話を耳にあてながら、水樹を見すえている。 初野晴『漆黒の王子』より引用
  • わたしの顔をまともに見すえて、どうしてそんなことが言えるんです? ディケンズ/北川悌二訳『ピクウィック・クラブ(上)』より引用
  • 悪魔を仰天させるような 恐ろしいものでもあえて見すえられるのだ。 シェイクスピア/大山俊一訳『マクベス』より引用
  • スターは相手の顔を見すえていたが、ふたたび信号票に目をおとした。 マクリーン『女王陛下のユリシーズ号』より引用
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