覆いつくす

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  • 雨が止んで空は白んできたが、まだ白い霧が空と地を覆いつくしていた。 茶屋二郎『遠く永い夢(下)-関ヶ原 戦勢逆転の真実-』より引用
  • うすらさびしいのだが、しかし周囲は緑と茶色におおいつくされているのだ。 上遠野浩平『しずるさんと偏屈な死者たち』より引用
  • 中ほどまで階段をのぼってみたが、葉に覆いつくされていて外はみえない。 藤村裕香『ヴァニラな花嫁くん』より引用
  • おなじ背景でわが国の近代社会を覆いつくすのは無理な話であった。 吉本隆明『悲劇の解読』より引用
  • 街はどんどん破壊されていき、炎があらゆるところを覆いつくそうとしている。 上遠野浩平『あなたは虚人と星に舞う』より引用
  • その際の噴出物は周辺を広く覆いつくし、北は現在の札幌市南区にまで達した。
  • ファギンのいる場所からは、光球が全天を覆いつくす巨大な壁のように見えた。 ブリン『サンダイバー』より引用
  • 天下を覆いつくすような巨大な雲からふりそそぐ憎しみの雨であった。 山田風太郎『忍法陽炎抄』より引用
  • 近い将来、英雄戦争を超える規模の大戦がかならずやこの島を覆いつくす。 水野良『黒衣の騎士』より引用
  • 音だけ聞くと、それがまるで空を覆いつくしてしまいそうである。 赤川次郎『黒い森の記憶』より引用
  • 泉の水面を覆いつくしただけでは足らず、かなりの部分が森を浸食していた。 水野良『ロードス島戦記 外伝「ハイエルフの森 ディードリット物語」』より引用
  • バートたちがミードヘ訪れる以前から、霧はこの村を覆いつくしていた。 安田均×下村家惠子『ソード・ワールド・ノベル 死せる神の島(下)』より引用
  • 白い光が、視界を覆いつくして、まるで頭の中まで真っ白になったようだった。 赤川次郎『霧の夜にご用心』より引用
  • 無残なしかばねとなった彼女の体を、無数の黒い虫がびっしりとおおいつくす。 三上延『シャドウテイカー1 黒の彼方』より引用
  • どちらかというと、いま目の前を覆いつくしているこの虫は、蜂に近い形をしている。 白瀬修『おと×まほ 第01巻』より引用
  • 野営地に置かれたあらゆるものは砂に覆いつくされていた。 ヘディン/岩村忍訳『中央アジア探検記』より引用
  • あかまみれの裸に覆いつくされて、あえかに白いはだか身はほとんど見えない。 五代ゆう『晴明鬼伝』より引用
  • 木々に覆いつくされた山であり、その一部には天然の照葉樹林が残っている。 高田宏『木に会う』より引用
  • それが床といわず壁や天井まで覆いつくし、部屋の中がめらめらと炎に包まれたように赤くなっている。 伊島りすと『ジュリエット』より引用
  • 霧は空まで、暗くおおいつくしていたが、少しずつ夜は明けはなれようとしていた。 藤沢周平『隠し剣孤影抄』より引用
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