要心深い

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  • で、虫はかうして要心深くも今のうちから冬支度にかかつてゐるのだ。 薄田泣菫『独楽園』より引用
  • ペルメルは要心深げに目を光らせてジッと久五郎の顔を観察して云った。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • 間借人に対してはいつもあれ程要心深い自分がどうしてそれに目をつけなかっただろう。 宮本百合子『街』より引用
  • 要心深くにおいをいでいたのが、やがて口を寄せて食べはじめる。 平岩弓枝『御宿かわせみ 04 山茶花(さざんか)は見た』より引用
  • 最初のころこそ、二人は慎重にしていたが、次第にその要心深さがゆるみかけてきた。 松本清張『事故 別冊黒い画集1』より引用
  • 彼女は亭主があるから自分以上に要心深いだろうと思った。 松本清張『虚線の下絵』より引用
  • それは彼の要心深さと、このあたり一帯が彼の透視範囲内にある一種の権力圏であることを示していた。 筒井康隆『(「七瀬」三部作 2) 七瀬ふたたび』より引用
  • 天狗も自ら算えてみたが、たしかに十本しかないので、また要心深い顔をした。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • けれど、とても要心深くて、手がかりを与えないようにしています。 松本清張『事故 別冊黒い画集1』より引用
  • 東吾の手からはさみを取り上げて、るいは夫の足を膝にのせ、要心深く爪を切りはじめた。 平岩弓枝『御宿かわせみ 17 雨月』より引用
  • けど、尾行を警戒して、要心深くタクシーを乗りかえて会いに行っています。 松本清張『事故 別冊黒い画集1』より引用
  • 小万もいったように、要心深い男が暗闇なら尚更、足許に気をつけるだろう。 平岩弓枝『御宿かわせみ 11 二十六夜待(にじゅうろくやまち)の殺人』より引用
  • だが新城は要心深く、九十九里町で右折して海を離れ、東金とうがね町にまわった。 大藪春彦『黒豹の鎮魂歌 第三部』より引用
  • それにしても、要心深くつき合っていたものだと源三郎は慨歎する。 平岩弓枝『御宿かわせみ 03 水郷から来た女』より引用
  • これも要心深くそのつど変えていたから心配はない。 松本清張『馬を売る女』より引用
  • 粧子とPとの間は、極めて要心深く、固い秘密が保たれていたようであった。 泡坂妻夫『湖底のまつり』より引用
  • 逸平の偽銘切りの発覚がかなり遅れたのも、そうした要心深さの為でもあった。 平岩弓枝『鏨師』より引用
  • すると彼の要心深い態度が青年達の怒りをかった。 中山義秀『碑・テニヤンの末日』より引用
  • しかし私は治にいて乱を忘れずという要心深い人間だから、鋼鉄車にはさまれた木造車には決して乗りませんよ。 坂口安吾『安吾人生案内』より引用
  • ただ、私の知っている有斎は、ひどく要心深いお人で、それこそ石橋を叩いて渡るふうでございました。 平岩弓枝『御宿かわせみ 11 二十六夜待(にじゅうろくやまち)の殺人』より引用
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