西岡是心
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名詞
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京都一中の剣道師範の頃すでに七十で、腰はややまがっていたが、小柄で、よく肥り、頭は綺麗に禿げていて、顔色の艶のいい温和な好々爺と人には見えた。流派は一刀流で、はじめは宮本武蔵の円明流を学び、のち西岡是心流から一刀流の精妙をきわめたという。この老剣客が、七十三歳の春を迎えた大正四年正月六日、臨終の間際に、免許皆伝の内弟子、飯田常太郎ならびに実弟渡辺安平の只二人を枕もとに呼びよせて、断末魔の息の下から、 「今までかくしておったが、坂本龍馬を斬殺したのは実はこの儂であった」 と告白した。
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渡辺時之進の長男として京都に生まれる。大野応之助の元で西岡是心流を修める。他にも円明流、荻野流、無辺流、日置流、大坪流などを習得。
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