裂く

全て 動詞
983 の用例 (0.01 秒)
  • それを見つめていると、頭上でしゅっと音がして光条が暗い空を裂いた。 ムーア『暗黒神のくちづけ―処女戦士ジレル』より引用
  • 雷によって枝を裂かれていない大樹は、一本もあり得ないということを。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 涙に裂くパンの味を知らない幸福なものにはうかがい知れない殿堂だという。 長谷川時雨『柳原燁子(白蓮)』より引用
  • 師匠には無駄なことにここまで労力を裂くことが信じられないのだろう。 言乃葉『出席番号32番 衛宮』より引用
  • そうすることで彼女は、リディアとエドガーとの間を裂こうとしている。 谷瑞恵『伯爵と妖精 第11巻 花嫁修業は薔薇迷宮で』より引用
  • また空を真二つに裂いたかと思われるほどの音を立てて、雷が鳴った。 藤沢周平『三屋清左衛門残日録』より引用
  • そしてパラメーターは、自分の心が二つにひき裂かれていくのを感じた。 ジョン・ヴァーリイ『バービーはなぜ殺される』より引用
  • 制装はあちこちが裂かれ、そこからは何の思念も出ていないのであった。 眉村卓『不定期エスパー6』より引用
  • あとで調べると二人の馬は狼どもにみ裂かれて血だらけになっていた。 中島敦『李陵』より引用
  • あの二人組が私の腹を裂いたのはいったいいつのことだったのだろう? 村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 2』より引用
  • 一つ一つの葉は五センチにも満たず、先が五裂から七裂に分かれている。 渡辺淳一『メトレス 愛人』より引用
  • わかってはいたものの、その事実は改めてシャルルの胸を大きく裂いた。 犬村小六『とある飛空士への追憶』より引用
  • こちらからながめるとただ一筋の黒い河が山を裂いて流れるように見える。 夏目漱石『趣味の遺伝』より引用
  • こんなものに僕たちの愛をくことなんて、できるはずがないんだからな! 谷瑞恵『伯爵と妖精 第15巻 運命の赤い糸を信じますか?』より引用
  • 彼はそれを穴のところまでひきずってきて、服をひき裂いて積みあげた。 レマルク/山西英一訳『凱旋門(下)』より引用
  • 魚をおろすようにナイフが肉を裂いてゆくのを見て、口があんぐり開く。 ジョン・ヴァーリイ『バービーはなぜ殺される』より引用
  • 驚きのあまり声も出ないジレルは白昼の天を裂く一条の星空を見上げた。 ムーア『暗黒神のくちづけ―処女戦士ジレル』より引用
  • 馬車に乗っていたのは若い外国婦人で、これもきぬを裂くような声をあげた。 岡本綺堂『綺堂むかし語り』より引用
  • お銀様は決して、お雪ちゃんを裂いて食ってしまいはしなかったのです。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 私ならほんとにそいつの頤を四つ裂きにでもしておいてかかるんだがね。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
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