表情に富む

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  • 彼の人物像は姿勢において非常によく描かれ表情に富む。
  • 年齢は三十二、三であろうか、広い額と表情に富んだ眼がこの女の聡明そうめいさを思わせる。 横溝正史『夜の黒豹』より引用
  • すると彼女は私の手を取って、表情に富んだ黒い眼でまるで私の魂をのぞきこむようにした。 アンデルセン/神西清訳『即興詩人(下)』より引用
  • それは、驚くほど純粋であり、表情に富んでいて、今まで耳にしたどの音楽にも似ていなかった。 ハドスン/守屋陽一訳『緑の館』より引用
  • 長い黒髪をはねあげると、表情に富んだその大きな目でケラドを見つめた。 R・エイヴァリー『タンタロスの輪』より引用
  • せいぜいひいきめにいえば、顔は美しくはないが表情に富んでいるということになる。 スタンダール/宗左近訳『カストロの尼』より引用
  • 官僚気質の無表情の戸のようなものが、ジャップの表情に富んだ顔におりた。 クリスティ/能島武文訳『スタイルズ荘の怪事件』より引用
  • このように表情に富んだ顔を見るのはまれだった。 シムノン/長島良三訳『メグレと殺人者たち』より引用
  • まゆがまた、長くはっきりとしていて、表情に富んでいる。 長谷川時雨『江木欣々女史』より引用
  • 半七老人は表情に富んでいる眼眦めじりを少ししかめて、その当時のさまを眼に浮かべるように一と息ついた。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • ホームズの表情に富んだ顔から、はげしい興味が失って見えた。 ドイル/鈴木幸夫・鮎川信夫・内田庶・中尾明訳『シャーロック・ホームズ全集(下)』より引用
  • 新倉の表情に富んだ大きな目で見つめられると、新入社員の彼に取られた優位を回復できないような気がしてくる。 森村誠一『殺人の組曲』より引用
  • ホームズの表情に富んだ顔には、同情が現われたが、それとは別に、どうやら満足そうな色も見てとれるようである。 ドイル『ノーウッドの建築士』より引用
  • 二人か三人の戦士が何か話をして、最後に例の若い男が元気よく熱弁をふるったが、表情に富み、身ぶり手ぶりがはいったから、言葉は分からないながらその言っていることはよく理解することができた。 ドイル/延原謙訳『失われた世界』より引用
  • 少年は感じやすく表情に富む顔をさっとくもらせ、かぶりを振った。 ドイル/延原謙訳『シャーロック・ホームズの事件簿』より引用
  • ブロンドで目の表情に富んだ娘が、遠慮がちにたずねた。 K・H・シェール『地球への追放者』より引用
  • その表情に富む目には驚きと希望が交錯していたが、ダイアナのしおれた顔を見た時、希望は消え失せた。 モンゴメリ/神山妙子訳『赤毛のアン』より引用
  • それは、さらにいっそう純粋であり、いっそう表情に富むものであり、いっそう柔らかみを帯びたものだった。 ハドスン/守屋陽一訳『緑の館』より引用
  • 色のあさ黒い、鼻の高い、藝人か何ぞのやうに表情に富んだ眼を有つてゐるのが、彼の細長い顔の著しい特徴であつた。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 男は非常に背が高く、浅黒いスペイン人のような顔色をしていて、美しい表情に富んだ黒い目と、また同じように美しく光るまっ黒い細かくちぢれた髪をしていた。 ストウ/山屋三郎・大久保博訳『アンクル・トムズ・ケビン(上)』より引用