融ける

全て 動詞
139 の用例 (0.00 秒)
  • あたしの体内の、けた記憶が海のほうへと流れていくかのようでした。 倉橋由美子『聖少女』より引用
  • 彼等の地位は、だんだんと悪くなって、元気は氷のようにけていった。 海野十三『空襲葬送曲』より引用
  • 少女は自分の胸を締めていたなにかがけ落ちてゆくのを感じていた。 高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第08巻』より引用
  • け合って一つの魂となったわれわれの魂は、愛に所有されてるのだ。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 稽古時間の少なかったのによくここまで融けこんでこられたと感心する。 池波正太郎『おおげさがきらい (池波正太郎未刊行エッセイ集1)』より引用
  • 恋愛でさえも、蕪村の場合には夢の追懐の中に融け合っているのである。 萩原朔太郎『郷愁の詩人 与謝蕪村』より引用
  • 私たちと一緒に来た男は私と同年輩で、すぐに隊の空気に融けこんできた。 植村直己『エベレストを越えて』より引用
  • これが春の雪融けに向かうに連れて変化し、補足法によって加速された。
  • そう考えると、この人物に対する構えた気持ちが融けていくように思えた。 古橋秀之『冬の巨人』より引用
  • その頃の私は、一見アメリカの中に完全に融け込んでいたようではあった。 藤原正彦『若き数学者のアメリカ』より引用
  • 又左衛門も、その笑いに融けたが、どこかに笑いきれぬものが残っていた。 松本清張『かげろう絵図(下)』より引用
  • 下部には過去の氷期にできたものが融けずに残っている場合もある。
  • これらの多くの出来事は融け合って、ただ一つの毒の雫になってしまった。 アンデルセン/神西清訳『即興詩人(下)』より引用
  • 瞳と眉の黒が同じ色の髪と融け合い、肌色とのかねあいにも無理がない。 笹倉明『遠い国からの殺人者』より引用
  • 深くはなかったが、その穴のなかでは、二月の雪が底の方からけていた。 本庄陸男『石狩川』より引用
  • 今迄の重苦しい緊張が急にけて、彼は川部の顔を不思議そうに眺めた。 豊島与志雄『生あらば』より引用
  • さらに内部に進むにつれて原子核が融けて一様な物質の超流動相となる。
  • 風に乗って、もとから有りはしなかったかのように、森の中へ融けていく。 奈須きのこ『月姫 翡翠 true.txt』より引用
  • この氷床が将来融けてしまうのではないかという懸念が持ち上がっている。
  • そして、春季にこれが融けた時に活性化した塩素原子が大量に発生する。
  • 次へ »

融ける の使われ方