蜷川親元日記
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鎌倉時代になると『沙石集』に記述されているように鮨は残り物の魚の加工品として登場し、米食が一般庶民に浸透する室町時代になって登場した「ナマナレ」によって、飯を一緒に食する習慣が生まれたようである。篠田統は、室町時代の『蜷川親元日記』に見る「生成」という言葉を、発酵が十分でない鮨の意味であると理解して、これは、「漬け床」の飯も共に食べるものであるとした。また、吉野曻雄は、鎌倉時代から室町時代の諸記録や日記にみえる鮨は「生成」であるとし、日比野光敏は、「ナマナレ」の特質は、醗酵期間の短縮だけではなく飯の食用にあり、室町時代にはこれが主流となるとしたうえで、飯を食べないものを「ホンナレ」と称して区別した。
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蜷川親元日記とも。足利義政政権の政務体制を伺い知ることができる貴重な史料である。
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