蛮骨
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名詞
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信濃を中心とする諸高山には劣るも、緯度高きを以て、山上の草木風物は、信濃附近の一万尺以上の高山と匹敵する也。路伴れは田所碧洋とて、蛮骨稜々たる快男児、旭川市を根拠として嚮導を求めしに、成田嘉助氏という豪の者を得たり。
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然るにいよいよ新任提調として出頭するや、一同は皆瀟洒たる風流才人を見るべく想像していたに反して、意外にも状貌魁偉なる重厚沈毅の二葉亭を迎えて一見忽ち信服してしまった。川島の妹婿たる佐々木照山も蒙古から帰りたての蛮骨稜々として北京に傲睨していた大元気から小説家二葉亭が学堂提調に任ぜられたと聞いて太く激昂し、虎髯逆立って川島公館に怒鳴り込んだ。
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