虚仮
全て
名詞
78 の例文
(0.00 秒)
-
なにもかもが虚仮であると念じ、そのためにおとこの姿さえ捨てている。
-
でもお姫さま、この人は結局わたしたちを虚仮にしたのも同じですわ。田舎者だから何も知らない、まず手習いから教えてほしいというのでしょう。
...
-
「どこまでわたしを虚仮にするつもりだ」 怒気を孕んだ声が聞こえた。
-
私は真実と虚偽ということが非常にだいじなことであると思います。これは仏教の言葉でいえば虚仮というのだろうと思います。虚偽と真実であります。
...
-
彼女が威勢良くマンションに侵入して、まだ一分未満。あの青年がどれだけ青子を虚仮に出来るのか、それがどうにも彼女の興味を引く。やり方次第で、一般人でも魔術師・魔法使いを相手にすることは可能だ。
...
-
-
人間にはドラゴンキラーを殺せねえんだよ馬鹿。は、人のことを愚劣だと虚仮にしてくれたが、お前のほうがよっぽどじゃねえか。自慢のトカゲ脳はこんな簡単なことも分からねえ。
...
-
二木の仲介もあり二人の間は急速に親密になっていった。もともと穏やかで受動的な彼女を虚仮の一念で押し通したような面もあった。幸せな大学生活だったと思う。
...
-
悪いのはこっちなのだが、なぜこれほどまで、みじめな気持に追いこまれたのだろうか。こうなることはわかっていながら、ついここまで来てしまった自分が、虚仮か阿呆に思えた。加藤はスキーを履いた。
...
-
おそらく、徐鋭の情婦になったのも劉健一の指示によるのだろう。嬲られ、弄ばれ、虚仮にされ、それでも数年間をじっと耐えて待っていたのだ。時期が来るのを。
...
-
しかし、お文はそう言ってから袖で顔を覆って泣いていた。気まぐれで虚仮にされているのだろうかとも思ったが、その時のお文が伊三次の眼にはただ哀れに見えた。見ず知らずの男に、つかの間抱き締めてと頼む女の気持ちは計りかねた。
...
-
それはわたくしに対する挑戦?それともわたくしを虚仮にしているのかしら?いい度胸ですわ、喧嘩を売ってるならハッキリそうおっしゃい。
...
-
ここまで虚仮にされたのは初めてだ。握り締めた拳が小刻みに震え、魔法の行使を本気で考え始める。
...
-
そこで手代や小僧たちから手ひどいしごきやいじめを受け、我慢に我慢をかさねたけれど、とうとうこらえきれずに飛びだして東京へきた。それからは自分を足蹴にしたり虚仮にしたりした奴らを見かえしてやりたいと、そればかりを考えて生きてきたんですよ。そして下層の無力な立場から血のにじむような努力をして這いあがってきた。
...
-
しかし、農業をやることを、それほどの喜びとしたらしくはないな。というのは、生そのものが無意味な虚仮であるとするならば、生命を保持するための労働が神聖であるわけはないからな。少くとも、生産第一主義ということはあるはずがないな。
...
-
我が大王が母王と期するが如く従遊したまひ、痛酷しきこと比無し。我が大王の告げたまふところに、世間は虚仮、唯だ仏のみ是れ真なりと。其の法を玩味するに、我が大王は応に天寿国に生れまさむ。
...
-
漠然、というレベルではあったが。彼女は、見掛け倒しや虚仮脅しに騙されない、以上に嫌いでさえあるのだった。着飾った姿を見せて、見直されたり褒められたり、という状況は、まず在り得ないように思えた。
...
-
虚仮にされた、と思ったのかもしれない。一方の六人部は、警部の反応がさも意外だという顔をしながら、ひるんだ様子をみせる。
...
アマゾンで検索:虚仮