薄暗い

全て 形容詞
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  • まだ三時頃だというのにもうすっかり薄暗くなった窓の外へ目を注いだ。 堀辰雄『風立ちぬ』より引用
  • 住宅街とも商店街とも見わけのつかぬ路地を行くと次第に薄暗くなった。 新井満『尋ね人の時間』より引用
  • 不意に自分は向うの薄暗い木の下に非常に生えているところを見つけた。 矢崎嵯峨の舎『初恋』より引用
  • その奥に人がいるのかいないのか、薄暗の明りの中ではわからなかった。 海音寺潮五郎『平将門 下巻』より引用
  • 雲と木立のせいで、室内にはいってくるのは緑色の薄暗い光だけだった。 ヴィンジ『最果ての銀河船団(下)』より引用
  • 周囲は薄暗くなっているが、屋敷の障子しょうじや窓からの光で敷地内は明るい。 川上稔『AHEADシリーズ 02 終わりのクロニクル①〈下〉』より引用
  • 時計塔とけいとうの中は薄暗うすぐらく、まるでこの世が消滅しょうめつしたような静寂せいじゃくに満ちていた。 桜庭一樹『GOSICK 第4巻』より引用
  • 村岸の家の表戸が開いたのは、ようやく薄暗くなってきた七時頃であった。 大藪春彦『名のない男』より引用
  • それは何処かの地下にあって、陽の当たらない薄暗いところなのだろう。 秋田禎信『ひとつ火の粉の雪の中』より引用
  • 少年はまだガスのともっていない薄暗い通りを歩いて、家に帰りかけた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 両開きの扉を抜けたところで、薄暗い奥のホールに立つ人影に気づいた。 綾辻行人『人形館の殺人』より引用
  • 部屋の中は薄暗かったが、わずかな隙間から太陽の光が射し込んでいる。 吉村達也『憑依 ―HYOU・I―』より引用
  • 教室内は薄暗く、廊下側にいる雨からではその様子は見えていないだろう。 片山憲太郎『電波的な彼女01』より引用
  • 暑さを避けるために薄暗くおおいをかけた食堂で、私たちは昼食をした。 フィッツジェラルド/佐藤亮一訳『華麗なるギャツビー』より引用
  • そうしてそれから一時間の間、僕は薄暗うすやみの中に考えながら坐っていた。 三上於菟吉『グロリア・スコット号』より引用
  • 視界は薄暗く、朝だというのにビルの窓から蛍光灯けいこうとうの輝きがれていた。 大藪春彦『野獣死すべし』より引用
  • 部屋の中は薄暗くとも、外には壮絶な青さの天空が広がっているはずだ。 岩井志麻子『岡山女』より引用
  • 薄暗い明りで本ばかり読んでいたので実際目がよくなかったのである。 森鴎外『安井夫人』より引用
  • 門やソファや薄暗さというものであの世界はカムフラージュされている。 長嶋有『パラレル』より引用
  • 角田が鍵を開けて中に入ると、電気が止められている店内は薄暗かった。 坂東眞砂子『夢の封印』より引用
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