薄れるもの

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  • 死が口を開いて待っているときには人間というものは他人の苦痛に対する共感同情の念が薄れるものである。 ヘディン/岩村忍訳『中央アジア探検記』より引用
  • ジャムがなにを狙っているにせよ、脅威が薄れるものではない。 神林長平『戦闘妖精・雪風(改)』より引用
  • それでも、やはり二年に及ぶSAO内での戦闘で体に染み付いた動きはそうそう薄れるものではない。 九里史生『SAO Web 外伝04 絶剣』より引用
  • 彼女が人間を喰わない特殊な存在であることは聞いていたが、だからといって怖さが薄れるものでもない。 高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第12巻』より引用
  • 退いて行く敵の馬煙は、だんだんに白くなり、薄れるもの。 柴田錬三郎『(柴錬立川文庫2) 真田幸村』より引用
  • あの頃のいまわしい記憶が、そう簡単に薄れるものか。 法月綸太郎『生首に聞いてみろ』より引用
  • 金銭のゆとりというのは、窮迫した時は責任が云々うんぬんされるが、余裕があると関心が薄れるものだ。 池宮彰一郎『四十七人の刺客(上)』より引用
  • また中には中・低温度の太陽熱を全く利用しない機種もあるので、太陽熱温水器の経済効果が薄れるものも存在する。
  • たしかに遠く歳月を隔ててはいるが、このような事件に際会し、当事者を眼のあたりにしたという記憶はそう簡単に薄れるものではなかろう。 野口武彦『忠臣蔵 ― 赤穂事件・史実の肉声』より引用
  • 国宝にしても何にしても、徒歩で来れるような近場の位置にあるとなんだか有り難味も薄れるもので、境内に足を踏み入れるのはこれが初めてだった。 西尾維新『クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識』より引用
  • 実際、予言というものは的中するとひどく価値が薄れるもので、あんなことなど信じて何になったのかと、今さらどちらも思いあう味けなさだ。 横光利一『夜の靴』より引用
  • 問題は冬場の寒さだが、こういう有機的な臭いというのは、大概、冬場は薄れるものだ。 加門七海『203号室』より引用
  • ところが、人間の生存に関わる三大欲のうち、一つが突出した人間は、必ず残りの二つの欲望が薄れるものらしい。 柴門ふみ『恋愛の法則36』より引用
  • 終戦後、国防の用途は薄れるものの建設が再開され、1957年11月10日に斜里駅 - 越川駅が開通した。