薄れる

全て 動詞
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  • 夜主の時がそうだったが、感情が薄れたらすぐに獣騎綱じゅうきこうの手に落ちるよ。 ろくごまるに『封仙娘娘追宝録03 泥を操るいくじなし』より引用
  • 復活祭前に永遠に解放されるかと思うと、学校の監獄色は薄れていった。 モーム/北川悌二訳『人間の絆(上)』より引用
  • 薬の効き目が薄れてきたので、目も見えるようになったのかもしれない。 宮部みゆき『レベル7』より引用
  • それまでに不必要に言葉をもらしたら、小部屋の効果が薄れるのだろう。 小川洋子『薬指の標本』より引用
  • ほんの一瞬前までBブロックだったガスが急速に拡散して薄れていった。 高千穂遙『クラッシャージョウシリーズ11 〔映画版〕虹色の地獄』より引用
  • 一同の坐っている小さな箱型の車室の仕切りが薄れ出したかのようだった。 クーパー『(闇の戦い4)樹上の銀(完)』より引用
  • 言い了った時、彼の意識は水のように揺れ、そして急速に薄れていった。 森村誠一『分水嶺』より引用
  • 肉体の興味が薄れた後に残るものの方が、はるかに価値があるはずだ。 森瑤子『恋愛論』より引用
  • 源氏は俗世への執着が次第に薄れて、仏の道へ入る心が深くなっている。 田辺聖子『新源氏物語』より引用
  • ただの夢ならどんどん薄れるはずだが、これは私の記憶でもあるのだ。 高橋克彦『蒼い記憶』より引用
  • 広島へ行つた時のやうな一途な思ひはもうきんの心から薄れ去つてゐる。 林芙美子『晩菊』より引用
  • よそ行きの服装のせいだろうか、昨日見た時より田舎臭さは薄れていた。 坂東眞砂子『葛橋』より引用
  • そうなると、わたしまで坊っちゃんへの関心が薄れるようになりました。 エミリー・ブロンテ/岡田忠軒訳『嵐が丘』より引用
  • やがてその恐ろしい昼は光が薄れ、暗黒の上の白いもやのようになった。 ムーア『暗黒神のくちづけ―処女戦士ジレル』より引用
  • それでは元の意味合いが薄れるし、何よ りこれは六年前の自分の物だ。 奈須きのこ『空の境界 愛蔵版あとがき』より引用
  • そうすることでいくらか、それらが人間であった当時の印象が薄れる。 別役実『犯罪症候群』より引用
  • 敵の強大さを思い知ってなお、その自信は少しも薄れなかったのである。 吉野匠『レイン4 世界を君に』より引用
  • そんな会話を転がしている間に、矢代の警戒心は少しずつ薄れていった。 森村誠一『棟居刑事の断罪』より引用
  • そこで彼が何をしてゐたか、その記憶はふしぎなほど薄れてしまつてゐる。 神西清『少年』より引用
  • 一力はうすれていく意識の中で、えも言われぬ喜びにうちふるえていた。 つかこうへい『長島茂雄殺人事件』より引用
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