薄い

全て 形容詞
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  • また彼の考えでは黄道光なるものは太陽のまわりに生じた薄い輪である。 寺田寅彦『宇宙の始まり』より引用
  • 事によると薄いスプルングシヒトぐらいはできていたかもしれなかった。 寺田寅彦『池』より引用
  • 実はこのわしも若い時にはちょうどお前と同じように名利の念に薄かった。 国枝史郎『沙漠の古都』より引用
  • 公園の森に住むさわがしい鳥の声が、小屋のうすかべを通して聞こえている。 岩本隆雄『イーシャの舟』より引用
  • 小さい星をたくさん描いた薄い水のみグラスがよくあるじゃないか。 フリーマン・リチャード オースティン『オスカー・ブロズキー事件』より引用
  • それはもう六角のつましい形をしてはゐないし、薄い仕切り壁でもない。 ファーブル・ジャン・アンリ『科学の不思議』より引用
  • 今迄気づかなかったことだが、額から眼の下へかけて薄い雀斑そばかすがあった。 豊島与志雄『反抗』より引用
  • 家で米を醗酵させてつくる薄く弱い酒しか飲みなれていなかったからだ。 パール・バック/大久保康雄訳『大地(1部)』より引用
  • したがって、母校とは云いながら、私たちに取っては縁の薄い方である。 岡本綺堂『綺堂むかし語り』より引用
  • 死んだなら、死んでから後にも薄いながらに、わたくしは色彩がほしい。 永井荷風『雪の日』より引用
  • そんなにもいわなければならないほどにも、唇が薄くて引き締っていた。 国枝史郎『娘煙術師』より引用
  • 結ぶと隠れてしまうような薄い唇をへの字にまげてムッと坐っている。 久生十蘭『顎十郎捕物帳』より引用
  • するとそこへ薄い半透明な着物をきた一人の女が近づいて來た。 堀辰雄『不器用な天使』より引用
  • 軽く帽子をとったところをみると、前頂ぜんちょうの髪がなり、薄くなっている。 海野十三『国際殺人団の崩壊』より引用
  • 僕はお宗さんの髪の毛も何か頭の病気のために薄いのではないかと思つてゐる。 芥川竜之介『素描三題』より引用
  • 古藤の目には怒りというよりも、ある激しい感情の涙が薄く宿っていた。 有島武郎『或る女』より引用
  • 古藤の眼には怒りというよりも、ある激しい感情の涙が薄く宿っていた。 有島武郎『或る女』より引用
  • といったことがつづくうちに、わたしはだんだん影が薄くなっていった。 エリスン『世界の中心で愛を叫んだけもの』より引用
  • 彼はなにか目に見えない恐るべき力によってしだいに薄くされていった。 E・E・スミス/小西宏訳『(レンズマン・シリーズ1) 銀河パトロール隊』より引用
  • とはいえ、ついさきほどまでは、その可能性は天文学的に薄かったのだ。 ディクスン『ドラゴンになった青年』より引用
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