薄々知っている

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  • 為房は主人の顕房が天皇の命によって殺されたことを薄々知っていた。 新田次郎『新田義貞(上)』より引用
  • じつはあたしも、旦那がよそへ女をつくっていることは薄々知っているよ。 麻生芳伸編『落語特選(下)』より引用
  • 彼女のことだから、こうなることを薄々知っていたのかもしれない。 桜坂洋『よくわかる現代魔法 第06巻 Firefox!』より引用
  • 麻吉がどんなことをしているか、松葉屋の傭い人たちは薄々知っている。 松本清張『無宿人別帳』より引用
  • 半九郎がこのごろ祇園に入りびたっていることを彼も薄々知っていた。 岡本綺堂『鳥辺山心中』より引用
  • 奥座敷で月に二度、どんなことが行なわれているか、卯助も銀次も薄々知っていた。 松本清張『無宿人別帳』より引用
  • それを女中ももう薄々知っているので、その座敷へ案内するのを躊躇しているのであろう。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 父親がかなり大きな額の借金を抱えていることは、大学に入学する頃から薄々知っていた。 原田宗典『はたらく青年』より引用
  • その戦犯である夫婦が死に、残された沙都子に罪がないのは誰もが薄々知っている。 竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 07 皆殺し編』より引用
  • また彼は倫子が男に会いに釧路に行くことを薄々知っていた。 峰隆一郎『殺人急行北の逆転240秒』より引用
  • 妻が、東京の生活になじめないでいることは薄々知っていた。 長尾三郎『生き仏になった落ちこぼれ』より引用
  • この人は明治の末年に死んだが、楽屋内でも意地の悪いという噂のあることを私たちも薄々知っていた。 岡本綺堂『明治劇談 ランプの下にて』より引用
  • 先月も一度その話のあったことをお菊は薄々知っていた。 岡本綺堂『番町皿屋敷』より引用
  • 加藤はその研究会があるらしいということを薄々知っていたが、まさか新年早々とは思っていなかった。 新田次郎『孤高の人』より引用
  • 預金者の金を使い込んだのはその大先輩だが、薄々知っていて見過ごしていた自分にも責任がある。 高橋克彦『幻少女』より引用
  • 啓之進は、美弥の姦通の相手が寺田主水正ではないかということは薄々知っていた。 峰隆一郎『人斬り弥介 第02巻 平三郎の首』より引用
  • 矢木は波子が竹原と会っていることを薄々知っていたが、嫉妬は顔には出さずに妻を観察していた。
  • そのことを薄々知っているから、男は女への恨みつらみを世間に公表するようなことは滅多にしない。 小池真理子『猫を抱いて長電話』より引用
  • 一代に何人かの男があったことは薄々うすうす知っていたが、住所を教えていたところを見ればまだ関係が続いているのかと、感覚的にたまらなかった。 織田作之助『競馬』より引用
  • おまえも薄々知っているかも知らんが、フィジーにはフィジー島始まって以来の秘密の警戒網がはられている。 北杜夫『怪盗ジバコ』より引用