蒼白い顔色

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  • 病的なほど蒼白い顔色にもかかわらず、絶えず同じ冷静さを保っていた。 シムノン/長島良三訳『メグレ夫人の恋人』より引用
  • 彼の蒼白い顔色はその学友である若い神学生の目には彼のえらさを示すものと思われた。 スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(下)』より引用
  • そして燭台の灯に照された、蒼白あおじろい顔色のこの少女の姿も、やはりそこに映っていた。 福永武彦『夢みる少年の昼と夜』より引用
  • それはやはりお行儀悪く胡坐をかき、蒼白い顔色をして、彼女の方を見ていた。 福永武彦『夢みる少年の昼と夜』より引用
  • 彼らは第一に僕の弱々しい体格と僕の蒼白あおしろい顔色とを婿むことしてうけがわないつもりらしかった。 夏目漱石『彼岸過迄』より引用
  • 彼らは第一に僕の弱々しい体格と僕の蒼白あおじろい顔色とを婿としてうけがわないつもりらしかった。 夏目漱石『彼岸過迄』より引用
  • 眼が澄み、鼻筋がきれいに通り、蒼白い顔色の中に、唇だけが紅い男であった。 松本清張『危険な斜面』より引用
  • ブロンドの、蒼白い顔色の女で、この街の者なら一目で外国人だということが見分けられた。 シムノン/長島良三訳『メグレ夫人の恋人』より引用
  • 心の中の感情は体のどんな覆いを通しても必ず現れ出ると同様に、彼の今の立場が生んだ蒼白い顔色は彼の頬の日にけた鳶色を通して現れていて、精神が太陽よりも力強いことを示していた。 ディケンズ・チャールズ『二都物語』より引用
  • 三人とも小さな眼に眉毛まゆげもなく、川魚のはだのような蒼白い顔色に、口だけがまだ濡れている血のように赤く光って、左の肩から丈にあまる黒髪を地にしいておりました。 郡虎彦『道成寺(一幕劇)』より引用
  • 蒼白い顔色や、変にませた言葉づかいが、育たないうちにしなびた大人のような印象を与えた。 宮本百合子『街』より引用
  • それはあたかも、子供のころ麻酔からようやく醒めようとするとき、彼女がまだすっかり眠っていると信じきった看護婦が、彼女のことをなにやかや、髪のこととか蒼白い顔色のこととか、ようやく生毛が生えかかったばかりの平べったい腹のことをかすかに耳にしているような感じに似通っていた。 レアージュ/鈴木豊訳『O嬢の物語』より引用
  • 蒼白い顔色をした、問題の若者だった。 クリスティ/能島武文訳『スタイルズ荘の怪事件』より引用
  • 蒼白い顔色だが、唇が紅を塗ったように赤い。 松本清張『かげろう絵図(上)』より引用
  • ほっそりした彼の身体つきや、ばら色の唇、すみきった蒼白い顔色は、頬の上に生えめた黄金色のにこ毛にもかかわらず、彼に病弱な少年らしい感じを与えていた。 コンラッド/井内雄四郎訳『密偵』より引用
  • お鷹匠杉江玄左衛門の娘真柄はすでに横たわって、眼をとじていたが、これまた断罪されている娘のように蒼白い顔色をしていた。 山田風太郎『忍法女郎屋戦争』より引用
  • 同じように相手を盗み見ていたメグレは、男がいつもより蒼白い顔色をし、いつもよりいっそう神経質そうにいらいらしているのに気づいた。 シムノン/長島良三訳『メグレ夫人の恋人』より引用
  • それはザビーネの蒼白あおじろい顔色であったか、あるいは、悔恨とか懸念とか情愛とかの、何か言いがたい感情であったか? ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 見ると蒼白あおじろい顔色に薄い痘痕あばたがある。 近松秋江『狂乱』より引用
  • ジュリヤンは極度に蒼白あおじろい顔色をしていた。 スタンダール『赤と黒』より引用
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