蒼白い閃光

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  • 雷はまだやまず、蒼白い閃光が、薄暗い室にぱっぱっと差し込んできた。 豊島与志雄『女心の強ければ』より引用
  • 巨大な火球マズルフラッシュが明滅する視界の中で掠奪者ルーターの壁が死亡の蒼白い閃光を放ちながら波のように崩れ落ちていく。 押井守『Avalon 灰色の貴婦人』より引用
  • ひと呼吸いれた忠熈がいよいよパターを動かそうとしたとき、グリーンのはずれでパーンというような音がし、霧のなかに蒼白あおじろ閃光せんこうが走った。 横溝正史『金田一耕助ファイル17 仮面舞踏会』より引用
  • やがて、はい、そのままで、とか、もう少し斜めへ、とか注文する声がひとしきり聞こえていたが、やがて瞬間に蒼白い閃光がした。 松本清張『危険な斜面』より引用
  • 地上に舞い下りる影をめがけて、夜目にも蒼白あおじろ閃光せんこうがはしった。 山田風太郎『忍法女郎屋戦争』より引用
  • 工場とは呼べそうにない、物置のような二つの小工場からは、せわしない夜業の音がひびき、ときどき蒼白い閃光せんこうがほとばしった。 武田泰淳『快楽』より引用
  • その茂みをめがけて、狼狽ろうばいしつつ二人の武士の手から蒼白あおじろ閃光せんこうが投げあげられたが、さらにはるかなこずえで、ざっとむささびのけるような音がしたっきり、そのゆくえは知れなくなった。 山田風太郎『外道忍法帖』より引用
  • 蒼白い閃光に次いで、赤い焔が人家の軒先に流れ、あちこちから、どっと燃え上りました。 豊島与志雄『古木』より引用
  • パチパチと木のもえさける音、ドカーン、ドカーンとひっきりなしに聞える炸裂音さくれつおん、そのたびに、蒼白あおじろ閃光せんこうが、パッと焔と煙をつらぬいて、阿鼻叫喚あびきょうかん地獄絵巻じごくえまきとはまったくこのことだった。 海野十三『少年探偵長』より引用