蒼白い色

11 の用例 (0.00 秒)
  • かつ月のごとく蒼白あおじろい色ではなかった。 夏目漱石『門』より引用
  • 蒼白い色の男で、左手の指が二本なかった。 スティーブンソン・ロバート・ルイス『宝島』より引用
  • 空が赤く染って来て、西の方の空の中途に掛っている、蒼白い色をした月が目を惹かなくなった。 ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 下巻』より引用
  • わたしは、胸郭とまたの内側が、とくに鮮やかな蒼白い色になっているのを見たことがあります。 ステーマン作/松村喜雄訳『マネキン人形殺害事件』より引用
  • 痩せて鬚ばかりが目立ってくると、急に顔の日焦けがうすれて蒼白い色になるのであった。 石川達三『武 漢 作 戦』より引用
  • そして、桶には小さな四角な穴があけられて、そこから蒼白あおじろい色男らしい若者の顔がきょとんとのぞいていた。 山田風太郎『忍法落花抄』より引用
  • ピクピクとほおをひきつらせ、いかにも病み上がりらしい蒼白あおじろい色を顔にうかべた。 カポーティ/龍口直太郎訳『ティファニーで朝食を』より引用
  • その叫び声といい、やせた姿や蒼白い色といい、その他のすべてのものも、この落城した町にふさわしく、その名前も、この町の名をとどめている。 オウィディウス/田中秀央・前田敬作訳『転身物語(下)』より引用
  • 足元近くまた大洋の蒼白い色を見た。 クローデル・ポール『椰子の樹』より引用
  • この女たちの顔つきは、あまりの悦楽に度を過ごしたために衰えはてていて、昼間の光りで見たら、冷えた蒼白い色をしているのに、いまは次第に顔色をとりもどして、ほてってきて、酒の神バッカスがたちのぼらせる雰囲気や、料理のなかへ入れた媚薬などが、身体を熱くし、頭をかきみだして来るのです。 ミュッセ/山本泰三訳『ガミアニ夫人』より引用
  • 蒼白い色の半月だった。 柴田よしき『Close to You』より引用