蒼白い炎

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  • それは彼の内部からの蒼白あおじろほのおが照らし出したようであった。 山田風太郎『自来也忍法帖』より引用
  • 誰袖は蒼白あおじろい炎のもえているような眼で、美少年の紅潮した顔をにらんだ。 山田風太郎『おんな牢秘抄』より引用
  • 最後の一瞬に、剣全体に蒼白あおじろほのおが走るのを見たのだ。 クーパー『(闇の戦い4)樹上の銀(完)』より引用
  • 背が高いし、いつも周囲を無視している男だったが、彼は、寒い風と、蒼白い炎とを感じていた。 松本清張『波の塔(下)』より引用
  • 蒼白い炎は一千度以上もあった。 松本清張『絢爛たる流離』より引用
  • 蒼白あおじろい炎のような眼であった。 山田風太郎『柳生忍法帖(上)』より引用
  • 一瞬間、めらめらと蒼白い炎が舞いあがったが、それきりだった。 横溝正史『憑かれた女』より引用
  • 鮎子はいわれのない嫉妬しっとと敵意に、胸のなかに蒼白あおじろい炎がもえあがる。 横溝正史『金田一耕助ファイル10 幽霊男』より引用
  • 文代の手をはなれて火鉢へおちると、たちまち蒼白い炎となってもえあがる。 横溝正史『吸血蛾』より引用
  • 残光は彼の精神の内部で深まり、そこより蒼白い炎が出てゆき、ばら色のはげしい光となるまで深みを加えていった。 ジョイス/飯島淳秀訳『若き日の芸術家の肖像』より引用
  • からみあっている二人の姿を、まじまじと意地悪い微笑でながめていた孔雀夫人の頬には、その時、不意にさっと蒼白い炎が燃えあがった。 横溝正史『塙侯爵一家』より引用
  • じっと眠っているような眼をしているかと思うと、ふいに鋼鉄のような蒼白い炎を放つ、その瞬間、彼のみじめな顔全体が、いかにも惨忍で酷薄らしく見えるのだった。 横溝正史『塙侯爵一家』より引用
  • 月は、縁側ちかく蒼白あおじろい炎のようなひかりをなげている。 山田風太郎『おんな牢秘抄』より引用