蒼白

全て 名詞
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  • 以前よりはまたせて、色は一層の蒼白あおじろさを加えているもののようです。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • ようやくわれに返って、京馬は蒼白になって横においた一刀をつかんだ。 山田風太郎『忍法剣士伝』より引用
  • 彼の顔は、その頃からやや蒼白な色を帯び、狂犬のような瞳をしていた。 菊池寛『勲章を貰う話』より引用
  • お信の頬にかすかに血がさしたが、すぐにもとの蒼白そうはくな色にもどった。 山田風太郎『忍法落花抄』より引用
  • 執事の顔は、倒れぬように身をもたせている壁の色よりも蒼白であった。 アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯(2)』より引用
  • 蒼白そうはくとも言えるその白い腕は、まるで闇から生えてでもいるように見えた。 牧野修『屍の王』より引用
  • その怯えを黒竜に対するものだと取った俺に、蒼白な貌が左右に揺れた。 ベニー松山『風よ。龍に届いているか(下)』より引用
  • 美緒の顔は蒼白になっていたのかもしれない、章子が心配そうに訊いた。 深谷忠記『津軽海峡+-の交叉』より引用
  • 夫人は蒼白な顔をして荒々しい呼吸に全身をふいごのようにはずませていた。 海野十三『十八時の音楽浴』より引用
  • 武日の顔が蒼白そうはくになったのは、男具那にられる、と感じたせいだろう。 黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 2 西戦の巻(上)』より引用
  • 言継は蒼白そうはくになりながらも、一言も口をさしはさまずに話を聞き終えた。 安部龍太郎『戦国秘譚 神々に告ぐ(下)』より引用
  • その言葉が本心であることを示すように、彼の顔はいまだに蒼白そうはくだった。 水野良『ロードス島戦記 5 王たちの聖戦』より引用
  • 残った一人は、蒼白な顔をして、正眼につけたまま、動きもしなかった。 直木三十五『南国太平記』より引用
  • 目の前で主人を拉致されたアスティンはさすがに顔面蒼白となっている。 茅田砂胡『デルフィニア戦記 第04巻』より引用
  • 蒼白そうはくの頬、灰色の唇、すべて生きている人間のものではなかったのである。 海野十三『国際殺人団の崩壊』より引用
  • まだ可能性であるということにまで頭が回らず、吉田よしだは顔色を蒼白そうはくにした。 高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第06巻』より引用
  • 廊下で田部夫人の母親や姉らしい人が蒼白な顔をして駆けよってきた。 遠藤周作『海と毒薬』より引用
  • さすがのヌイツも蒼白な顔をし、眼は緊張のあまりりあがって見えた。 辻邦生『天草の雅歌』より引用
  • と教えてやっても、その場で顔面蒼白となり、気絶してしまうであろう。 酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明 第弐部』より引用
  • よほどわれわれの身を案じていたらしく、その顔が蒼白になっていた。 山田正紀『ふしぎの国の犯罪者たち』より引用
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