荒あらしい

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  • わたしはいつも彼女の中に何か荒あらしい表現を求めているものを感じていた。 芥川竜之介『夢』より引用
  • 宿の者は不機嫌をかくさずに、無言で、荒あらしい手つきで酒を渡した。 藤沢周平『回天の門』より引用
  • どこに目を向けても、岩が険しく荒あらしくなっていくばかりだった。 クラーク・アシュトン・スミス/大瀧啓裕訳『ゾティーク幻妖怪異譚』より引用
  • 無数の男と女が似た表情をもった大群になって、荒あらしく交錯している。 山本道子『ベティさんの庭』より引用
  • 僕は荒あらしい黒人兵の腕のなかで、怒りに燃えながら涙を流した。 大江健三郎『死者の奢り・飼育』より引用
  • と、寝室のを荒あらしく開けて、赤い冠をつけ白い着物を着た老人が入ってきた。 田中貢太郎『虎媛』より引用
  • 荒あらしい音楽のような音で、わたしを異様に興奮させて夢に影響をおよぼした。 ラヴクラフト全集7『05 「月の湿原」』より引用
  • 首の振り方から歩き方が羊と違った荒あらしさを持っていた。 田中貢太郎『柳毅伝』より引用
  • そして何も云はずに暗がりの中で荒あらしい音を立てながら、寢室を出て行つた。 堀辰雄『燃ゆる頬』より引用
  • そして何も云わずに暗がりの中で荒あらしい音を立てながら、寝室を出て行った。 堀辰雄『燃ゆる頬』より引用
  • 明りとりから荒あらしい霧と、大人たちの声が吹きこんで来た。 大江健三郎『死者の奢り・飼育』より引用
  • ヴァレリアは力をこめて荒あらしく身をもがいたが、どうすることもできない。 R・E・ハワード『不死鳥コナン』より引用
  • 外国兵は一瞬黙りこんで僕をのぞきこみ、それからもっと荒あらしく叫んだ。 大江健三郎『死者の奢り・飼育』より引用
  • しかも彼はもう一度ののしったあとに、船長室のドアを荒あらしく突きあけて甲板デッキへ飛び出してしまった。 ドイル・アーサー・コナン『世界怪談名作集』より引用
  • それを眼にしたとき、バルトゥスの胸に荒あらしい歓喜がうずまいた。 R・E・ハワード『不死鳥コナン』より引用
  • 荒あらしい指が身体の中に侵入してくるのを感じ、彼女はうめいて唇を血の出るほどかみしめた。 平井和正『狼の紋章』より引用
  • ハルコが大声で娘を呼ぶのが聞えて、車が荒あらしい音をのこして走り去った。 山本道子『ベティさんの庭』より引用
  • とうとう百夜目がきて、その日は山から吹きおろす八荒あらしが特別に激しい夜だったわ。 阿刀田高『異形の地図』より引用
  • 彼らは僕のズボンのベルトをゆるめ荒あらしくズボンと下ばきとをひきはいだ。 大江健三郎『死者の奢り・飼育』より引用
  • 肩にみだれる長い黒髪が、その表情をいっそう荒あらしくしている。 R・E・ハワード『不死鳥コナン』より引用
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