茫然自失

550 の用例 (0.00 秒)
  • 「え」取り残された荻原は茫然自失となったかのように、動かなかった。 伊坂幸太郎『死神の精度』より引用
  • 十五歳の異母兄が茫然自失していたために、お秋の子は死んだ。 平岩弓枝『御宿かわせみ 05 幽霊殺し』より引用
  • 突然の出来事に茫然自失ぼうぜんじしつしてる白雪しらゆきはピンと来てないみたいだが、俺は分かったぞ。 赤松中学『緋弾のアリア 第02巻』より引用
  • 私は茫然自失のていで、その白い墓場のような無人の飛行場を後にした。 イネス/池央耿訳『ベルリン空輸回廊』より引用
  • 茫然自失ぼうぜんじしつしてホテルルームに戻ると、一緒に来ていた親友の美保がいた。 森瑤子『ドラマティック・ノート』より引用
  • 君は、茫然自失の体であったぼくらを、ひそかな勝利感をもってみていたことでしょう。 柴田翔『されどわれらが日々──』より引用
  • 少女は、彼をみると茫然自失して、何もすることが出来なかった。 カヴァン『氷』より引用
  • それに、村が焼けたと聞いてからのあの少年は茫然自失のていでな。 茅田砂胡『デルフィニア戦記 第06巻 「獅子の胎動」』より引用
  • したがって、涙にくるると言うよりはむしろ、ただ茫然自失という体であった。 大杉栄『獄中消息』より引用
  • 彼は茫然自失のまま、自分の姿を消した一高へ、また舞いもどって来たのでした。 高木彬光『わが一高時代の犯罪』より引用
  • 彼女の様子のうちには、まだ初まらないうちに既に終わった一生涯がもつところの茫然ぼうぜん自失さがあった。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • お前が香港から出した手紙を読んで茫然ぼうぜん自失するの他はなかったと書いてよこした。 島崎藤村『新生』より引用
  • 須貝はようやく体を起こすが、起き上がってもまだ茫然ぼうぜん自失の気分だった。 伊都工平『天槍の下のバシレイス1 まれびとの棺 〈上〉』より引用
  • 茫然自失ぼうぜんじしつの一瞬が過ぎて、最初に行動を起こしたのは浅羽あさばだった。 秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏 その3』より引用
  • 茫然自失のうちに乱刃をあびて、城兵たちは雪と氷の上に斬り倒されていった。 田中芳樹『黒道兇日の女』より引用
  • と嫌悪と茫然自失がないまぜになった表情でいつまでも繰り返した。 井田真木子『もうひとつの青春 同性愛者たち』より引用
  • 善兵衛もあまりのことに茫然自失し、気が抜けたように土蔵の中でへたり込んだままだった。 千秋寺亰介『怨霊記 1 四国結界篇』より引用
  • 彼は、その茫然ぼうぜん自失したような人の言葉の意味を聞き流せなかったことを覚えている。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • このような記録的敗北は受け入れがたいもので、イギリス陸軍は一時的に茫然自失の状態となった。
  • 茫然ぼうぜん自失とする表情で視線を一点に集中させている。 初野晴『水の時計』より引用
  • 次へ »