茫然自失の状態

33 の用例 (0.00 秒)
  • 心理的なショックを受け、一時的な茫然自失の状態に陥った様子を表す。
  • 茫然自失の状態になっていてさえ、彼は本当にはこれを信じなかった。 ニーヴン&パーネル『悪魔のハンマー〔上〕』より引用
  • 少女の声に、茫然ぼうぜん自失の状態だった矢沢は、ゆっくりと前をふり向いた。 吉村達也『スイッチ』より引用
  • このような記録的敗北は受け入れがたいもので、イギリス陸軍は一時的に茫然自失の状態となった。
  • 心理学者は茫然自失の状態からさめると、急にテーブルの下をのぞきこんだ。 ウェルズ/新庄哲夫訳『タイム・マシン』より引用
  • ぼくは茫然ぼうぜん自失の状態で、あんぐりと口を開けたまま、母親のほうを見やった。 原田宗典『東京困惑日記』より引用
  • 日本に帰って半年ばかりの間、ほとん茫然ぼうぜん自失の状態にあったというある知人の言葉も彼の胸に浮んだ。 島崎藤村『新生』より引用
  • ぼくらは、暫くは茫然自失の状態で、世の中に何か正しいことがあるということすら、信じられなくなっていました。 柴田翔『されどわれらが日々──』より引用
  • 血煙のなかで群集は驚きのあまり茫然自失の状態であったが、それへさして、どん。 町田康『パンク侍、斬られて候』より引用
  • 驢馬ろばは深い茫然自失ぼうぜんじしつの状態にあり、小さな車につまれている二袋のすすが処分されたら、キャベツの茎の一本か二本にありつけるかどうかを考えていたようだった。 ディケンズ/北川悌二訳『オリヴァ・トゥイスト(上)』より引用
  • だが、僕がこの茫然自失の状態から回復すると、その暗合よりももっともっと僕を驚かせた一つの確信が、心のなかにだんだんとき上がってきたんだ。 ポー・エドガー・アラン『黄金虫』より引用
  • ゆうべ一度、君は意識を取り戻したが、その時も今と同じような茫然自失の状態で、今と同じようにうまく声が出せない様子だったらしい。 綾辻行人『暗黒館の殺人(上)改訂06 02 08』より引用
  • だが、僕がこの茫然自失の状態から回復すると、その暗合よりもっともっと僕を驚かせた一つの確信が、心のなかにだんだんとき上がってきたんだ。 ポー/西村孝次訳『黒猫・黄金虫 他』より引用
  • そして、茫然自失の状態におち、十一日のあいだに、すっかり分別を失ってしまいました。 カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第二巻』より引用
  • その姿を見ると、「百合のかんばせ」は一種の茫然自失の状態に陥って、ほとんど分別を失ってしまいました。 佐藤正彰訳『千一夜物語 10』より引用
  • そうしてまだ心の落着きをとり戻さないうちに、たちまち目的地へ到着してしまいましたので、その茫然自失の状態がなおさらひどくなりました。 ディケンズ/青木雄造・小池滋訳『荒涼館(1)』より引用
  • 主人の吉兵衛はたまたま用事で出かけていたところ、知らせを受けてとんで帰って来たものの、あまりの惨状に茫然自失の状態であった。 平岩弓枝『御宿かわせみ 32 十三歳の仲人』より引用
  • 島根新聞の小田川記者の証言によれば、群衆は静かに燃える県庁を目の前にして、日本の今後を思い茫然自失の状態であったという。
  • と、やっとセノアが茫然ぼうぜん自失の状態から抜け出し、猛然もうぜんと抗議しかけた。 吉野匠『レイン2 招かれざる帰還』より引用
  • 一月ひとつきばかりも寝食を忘れて、まるで茫然ぼうぜん自失の状態ありさまにあった岸本は、人がこの自分を見たら何と思うであろうと気がつくように成った。 島崎藤村『新生』より引用
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