茫洋とした表情

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  • 森田だけがいつものあの茫洋ぼうようとした表情を浮かべて、平然としていた。 山田正紀『崑崙遊撃隊』より引用
  • 九曜の茫洋ぼうようとした表情は変化せず、異様にあかくちびるだけが動いた。 谷川流『涼宮ハルヒの驚愕(後)』より引用
  • すると生徒は、茫洋ぼうようとした表情でおれを眺めるばかりで、いつまで経っても返事をしない。 万城目学『鹿男あをによし』より引用
  • 茫洋とした表情で司令官は呟いた。 森岡浩之『星界シリーズ 星界の断章 01 星界の断章 Ⅰ』より引用
  • 上杉はちょっと息をむようにしたが、すぐ、持ち前の茫洋ぼうようとした表情に戻った。 平岩弓枝『パナマ運河の殺人』より引用
  • 気づいているだろうか、と呼び掛けたが、わかっているのかわかっていないのか、その茫洋ぼうようとした表情からは読みとれない。 牧野修『ファントム・ケーブル』より引用
  • 例によって茫洋とした表情でいう。 平岩弓枝『御宿かわせみ 14 神かくし』より引用
  • 番匠はいつもと変わらない茫洋とした表情だ。 今野敏『心霊特捜』より引用
  • 茫洋とした表情が、竹刀を握って八郎とむき合ったときのように、険しい色に変っている。 藤沢周平『回天の門』より引用
  • 毬藻も、いつもの茫洋ぼうようとした表情とはほど遠い、引き締まった顔で力強く頷いた。 舞阪洸『サムライガード』より引用
  • 再び普段の茫洋とした表情に戻った無名が、玉瑛の期待の籠もった眼差しから逃れるように、緩慢に頭を振った。 森福都『長安牡丹花異聞』より引用
  • 茫洋とした表情が、ここではじめてひきしまった。 井上祐美子『五王戦国志7 暁闇篇』より引用
  • 大江は茫洋とした表情で言った。 森村誠一『日蝕の断層』より引用
  • 番匠が、茫洋ぼうようとした表情のまま言った。 今野敏『心霊特捜』より引用
  • 番匠係長が、茫洋とした表情のまま言った。 今野敏『心霊特捜』より引用
  • 取ってつけたようにいうと梓沢と、異様な風貌のジャグルヤ、そして茫洋ぼうようとした表情の裸の女を見くらべた男は、取り落としたカバンを慌てて拾い上げると、そのまま逃げるようにして去っていった。 嬉野秋彦『メフィストの魔弾』より引用
  • 御家老と呼ばれた男はポッチャリとした顔立ちで、つかみどころのない茫洋ぼうようとした表情だが、糸をひいたように細い目は、時おりぬけめなく光らせている。 つかこうへい『つか版・忠臣蔵』より引用
  • 大炊頭は、眠たげな茫洋ぼうようとした表情でこたえた。 山田風太郎『忍法行雲抄』より引用