苦々しい

全て 形容詞
693 の用例 (0.02 秒)
  • 老人はああは言ったものの、息子の結婚のことを苦々にがにがしげに考えていた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • そこで、苦々しい顔をして、今度はもう絶対に口をきくまいと決心した。 ドストエフスキー/中山省三郎訳『白痴(上)』より引用
  • さうして未だこの時期を脱却する力のない自分を苦々しいと思つてゐた。 阿部次郎『三太郎の日記 第二』より引用
  • 太い眉は灰色で、造作の大きなその顔は苦々しげな表情を浮かべている。 荻原規子『西の善き魔女外伝2 銀の鳥プラチナの鳥』より引用
  • これまで聞いたこともないような深刻な口調で、村田が苦々しく言った。 喬林知『今日からマ王 第07巻 いつかマのつく夕暮れに!』より引用
  • 看護長の苦々しげな笑いに気がつく余裕さえ上等兵には無いようだった。 黒島伝治『氷河』より引用
  • ただに弔慰の言葉を寄せないばかりでなく、苦々にがにがしい非難を寄せてきた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • ようやくかれはやめ、泣き出しそうになってから、苦々しそうに叫んだ。 ハインライン『宇宙の戦士』より引用
  • 「わしはこれを恐れておったのだ」ベルガラスが苦々しげな顔で言った。 エディングス『ベルガリアード物語4 魔術師の城塞』より引用
  • あんな男に惚れこむとは馬鹿な娘だと苦々しく思うばかりだったのである。 茅田砂胡『デルフィニア戦記 第01巻 「放浪の戦士」』より引用
  • この言葉の中にフメの夫に対する苦々しい思いがはっきりと表れている。 水木楊『田中角栄 その巨善と巨悪』より引用
  • 同じ、新聞社に籍を置く僕さえも、あの時ばかりは苦々しく思いました。 菊池寛『M侯爵と写真師』より引用
  • 自分は兄の言葉の裏に、彼の周囲をのろうように苦々にがにがしいある物を発見した。 夏目漱石『行人』より引用
  • 彼は口で味わうことができるのではないかと思えるような苦々しさを感じた。 マクリーン『ナヴァロンの要塞』より引用
  • 「そんなに早く何もかもわかっていたんですね」彼は苦々しげにいった。 メイスン/守屋陽一訳『矢の家』より引用
  • しかも首に受けたあのルゴール液の苦々しい味の痛みを憶えながらです。 横尾忠則『なぜぼくはここにいるのか』より引用
  • 彼はなんとか苦々しい表情を保とうと数秒努力して、すぐにあきらめた。 水無神知宏『鋼鉄の虹 装甲戦闘猟兵の哀歌』より引用
  • それが云ひ出せなかつたので、他のことを喋舌つてゐたんだ、苦々しく。 牧野信一『素書』より引用
  • かれらは苦々にがにがしい敗北の味を知り、早や地にまみれたのでございます。 R・E・ハワード『征服王コナン』より引用
  • 私は一生の中に、あの笑い声ほど苦々しい声を聞いたことはなかった。 コンラッド/蕗沢忠枝訳『ロード・ジム(上)』より引用
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