苟も

全て 副詞
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  • 苟も自ら新にせんとするものは昨日の自己に媚びてはならぬのである。 幸田露伴『努力論』より引用
  • いやしくも過去を持たない人間でない限り、否定し得ないところであろう。 夢野久作『ドグラ・マグラ』より引用
  • 苟も文學を以て生命とするものならば單に美といふ丈では滿足が出來ない。 夏目漱石『鈴木三重吉宛書簡—明治三十九年』より引用
  • 苟もローマ教皇直轄の裁判を、暗殺などで揉み消そうとするとは何事か。 佐藤賢一『王妃の離婚』より引用
  • 留雄 苟も外交官夫人がへつぽこ画家のモデルになつたとあつてはね。 岸田国士『古い玩具(一幕六場)』より引用
  • 苟も責任ある思想家の用うべき言葉では決してないのである。 阿部次郎『三太郎の日記 第三』より引用
  • 苟も宣誓の下になされた証言を、まるきり無に帰することはできない。 佐藤賢一『王妃の離婚』より引用
  • 私は、苟も文学をやる人間が、そんな出鱈目な仕事をしていいとは思はない。 岸田国士『続言葉言葉言葉(その一)』より引用
  • いやしくも私が自発的に愛した場合なら、私は必ず自分に奪っているのを知っているからだ。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • いやしくも我々の知り得る、理会し得る世界は我々の意識と同一の統一力の下に立たねばならぬ。 西田幾多郎『善の研究』より引用
  • 但し何んな政治家でも、苟も政治家であつてみれば、何かの理想を持つて居らぬものはないのである。 鳥谷部春汀『明治人物月旦(抄)』より引用
  • 苟も學に從ふ以上は常に自ら自己を大くしようと思はねばならぬ。 幸田露伴『努力論』より引用
  • 其大小軽重に論なく、いやしくも責任を怠るものは、独立自尊の人に非ざるなり。 福沢諭吉『修身要領』より引用
  • それに、妻には見つからなくても、いやしくも私の顔を見知っている人間には誰にあってもいけなかったのだ。 平林初之輔『秘密』より引用
  • 今もし、不義濫行その如きもの在らば、それがし、苟も東府の目代なり。
  • いやしくも詩を作りて之を読む者に何の感化を与へずんば是れ蟋蟀こほろぎにだもかざるなり。 山路愛山『詩人論』より引用
  • 純物質とは全く我々の経験のできない実在である、いやしくもこれについて何らかの経験のできうる者ならば、意識現象として我々の意識の上に現われ来る者でなければならぬ。 西田幾多郎『善の研究』より引用
  • いやしくも美の約束にそむかざる限りは美醜長短皆以て詩中の内容となすを得べきにあらざるか。 綱島梁川『国民性と文学』より引用
  • いやしくも精神的要求の豊かな人が自分を無良心だと思はずに、その門に冷淡で無頓着である事は出来る事ぢやありません。 長与善郎『青銅の基督』より引用
  • 苟も靈の糧となつて之を肥すことならば姦淫でも裏切りでも何でもやつつけてやらうと思つてゐた。 阿部次郎『三太郎の日記 第一』より引用
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