芽を吹く

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  • 川の岸べに生えでたあの草の葉は 美女のくちびるから芽を吹いたいきか。 ハイヤーム・オマル『ルバイヤート』より引用
  • 弥生と一緒になったことで、彼は作家として芽を吹いたのかもしれない。 川上宗薫『赤い夜』より引用
  • 其間に或種類の思想と感情とは芽を吹くか吹かずに闇から闇に葬られる。 阿部次郎『三太郎の日記 第一』より引用
  • おれの雑誌が無く成つても此の八九年間に蒔いた種はいつか芽を吹くだらう。 与謝野寛『執達吏』より引用
  • 表の鐵の垣根へ垂れた柳が黄色い芽を吹いて世間が急に春らしく成つた。 長塚節『開業医』より引用
  • 美しく萌え立つのは、矢張り全樹が粒々とその芽を吹きあげる五月である。 松下竜一『砦に拠る』より引用
  • 両岸の陸地にはところどころに柳が芽を吹き畑にも麦の緑が美しい。 寺田寅彦『旅日記から』より引用
  • 生活の変化と共に甦った功名心は、そろそろと彼の胸の中で芽を吹き始めていた。 宮本百合子『渋谷家の始祖』より引用
  • 一体いつたい百日紅と云ふ木、春も新緑の色あまねき頃にならば、容易に赤い芽を吹かず。 芥川竜之介『雑筆』より引用
  • 或る朝起きてみると、玉蜀黍の緑の葉っぱがぞっくり芽を吹いていた。 上西晴治『十勝平野(下)』より引用
  • 宮のまわりにあるむくの林は、何度となく芽を吹いて、何度となくまた葉を落とした。 芥川龍之介『杜子春・南京の基督』より引用
  • 宮のまはりにあるむくの林は、何度となく芽を吹いて、何度となく又葉を落した。 芥川竜之介『老いたる素戔嗚尊』より引用
  • その水野がやりかけた仕事は、もう三、四年もすれば、立派に芽を吹いてくる。 草柳大蔵『実力者の条件 この人たちのエッセンス』より引用
  • それと同時に小川の辺りにはキトビロやウバユリが芽を吹き始めた。 上西晴治『十勝平野(上)』より引用
  • 長く手入もせずに置いた草木は、そこに柔かな芽を吹いていた。 島崎藤村『家』より引用
  • 種が一晩で芽を吹くのがめずらしかったのではありません。 泡坂妻夫『亜愛一郎の転倒 (亜愛一郎シリーズ2)』より引用
  • 氷が裂ければ川魚も獲れるし、そのうちには山菜も芽を吹くだろう。 上西晴治『十勝平野(上)』より引用
  • これが青い芽を吹くのは一カ月も先のことだ。 上西晴治『十勝平野(上)』より引用
  • 木々が芽を吹くのもそう長い先ではないように思えた。 川又一英『ヒゲのウヰスキー誕生す』より引用
  • 雪は融けても、蕗が芽を吹くまでにはまだかなりの間があった。 上西晴治『十勝平野(下)』より引用
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