芽ぐめ

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  • 私が『破戒』を書いてゐるうちに『春』は既に私の内部に芽ぐんで来た。 ...
  • 地面は物の芽ぐむのを許さない冷え切った土、空は暗澹とした冬の雲。 ...
  • 新しい生活の芽が周囲の拒絶をもみして、そろそろと芽ぐみかけていた。 ...
  • そして私の下にはすぐ大地がある、草木を枯らしまた芽ぐます黒い土地が。 ...
  • 枝が柔らかくなって葉が芽ぐめば、夏の近きことを知るではないか。 ...
  • もう芽ぐんだ桜の枝やザクロの枝を押しつけて、柔い雪が厚くつもった。 ...
  • 朽ちた落葉の下からも、いつか春が芽ぐむではございませぬか。
  • 岸の蘆が芽ぐみ始めると、彼等は再び外へ出て働き出した。 ...
  • 兵は長い戦も終へ、静かな心のゆとりの中に、かすかな信仰の願ひさへ芽ぐんでゐた。 ...
  • しかし、まだぐむにははやく、かぜさむかったのであります。 ...
  • 枯れ木のなかには、春がくれば、また芽ぐむものもあるだろう。 ...
  • 尤もさうしたのはあまかはばかりで、肉はまだ芽ぐんでもゐぬ。 ...
  • にわ木立こだちぐんで、はなのつぼみは、にましおおきくなりました。 ...
  • 四、寒い時侯で、まだ雪さえのこっていたが、大地は芽ぐみはじめていた。 ...
  • 見い、植木屋でも、緑に芽ぐむ木を見れば、 翌年は花が咲き実がなるのを知るではないか。 ...
  • 鶴見少年にも思想らしいものが、内からこうひらいてぐんでいる。 ...
  • へやの中には、庭前に芽ぐむ芝生しばふの緑と共に、広い春が吹き込んで来る。
  • 荒廃の中に蔵されてる芽ぐむ力といったようなものに。 ...
  • むしろ古い問の代りに新らしい問を芽ぐませる木鋏きばさみの役にしか立たぬものである。 ...
  • 果して泥沼どろぬまに埋立てられて、新しい土の香に『地の糧』が芽ぐみ出た。 ...
  • 窓の外は思いのほかの木立で、やや芽ぐみ始めた枝の間から、遠く富士も見えるでしょう。 ...
  • 中庭の光景のあちらの空に芽ぐんだばかりの緑色に煙る菩提樹リーパの大きな頂が見えた。 ...
  • すると、私は妙にそれが小憎らしく、また、訳のわからない嫉妬が芽ぐんで来る。
  • 「芽ぐむ」は「萌え」の語源を調べた時に見つけた言葉をタイトルに付けたもの。 ...
  • 水沫しぶきを浴びた石の間には、まばら羊歯しだの葉が芽ぐんでいた。
  • 芽ぐみのおののきと実を結ぶ喜びとは、後日にしかやってこない。 ...
  • 晴朗な内なる想念は、光を受けて芽ぐみ、花を開くのである。 ...
  • 私はどんなに芽ぐむこの春を歓び迎る事であろう。 ...