花鳥風月を友

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  • そのうちに私等一家はイヨイヨ貧窮して来て、お祖父様も花鳥風月を友とする事が出来なくなられたらしい。 夢野久作『父杉山茂丸を語る』より引用
  • 花鳥風月を友とし、骨董をなでまはして充ち足りる人には、人間のごうと争ふ文学は無縁のものだ。 坂口安吾『教祖の文学』より引用
  • 時流の外に超然と、花鳥風月を友として、悠々ゆうゆう自適の生活を送る余裕など、あり得ようはずもなく、彼は妻と二人の子供のために、必死になって、働きつづけた。 高木彬光『妖術師』より引用
  • 花鳥風月を友とし、骨董をなでまわしてち足りる人には、人間のごうと争う文学は無縁のものだ。 坂口安吾『堕落論』より引用
  • だから西行といえば、花鳥風月を友として悟りすました人のように思うのはあたらないので、花月につけても傷心の歌をうたったのである。 風巻景次郎『中世の文学伝統』より引用
  • こういうところは、花鳥風月を友とするような「徒然草」の作者あたりが住むべきもので、東京なら丸の内・大手町、大阪は本町・淀屋橋あたりへ通おうという人間の住むところではないのだ。 田辺聖子『女の長風呂 Ⅱ』より引用
  • 「皇后」の尊称こそ維持しているものの、彼女は次第に政界の消息から遠ざかり、この後は、花鳥風月を友とする生活に親しむのである。 加瀬俊一『ナポレオン その情熱的生涯』より引用
  • あの日は流石さすが、花鳥風月を友とする拙者もたまりかね、早々に夕暮、草廬そうろを出て東都は芝、こうがい町にすむA君を訪れましてな。 遠藤周作『ぐうたら人間学』より引用
  • 花鳥風月を友とし、俗塵棄てたる狐狸庵と、人間世界を嫌い、蛇、亀、猿を友とする高田栄一氏とは一目会うなり通じあい、胸襟ひらいて語りあう。 遠藤周作『ぐうたら交友録』より引用