花咲ける上方武士道
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特に「上方の贅六」は江戸で関西人に対する侮蔑的な表現として用いられるため、今日では差別用語として忌避される傾向にある。中央公論社で没後再刊した際に再び『花咲ける上方武士道』に改題された。連載当時雑誌の編集長だった嶋中鵬二は、大阪人の大宅が「ぜえろく」を薦めたのは「一種の自虐趣味」だったのではないかと語っている。
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幕末、朝廷の密命を受けた剣客・高野少将則近が東海道を舞台に佐幕派、勤皇派らの刺客に立ち向かいながら使命を守る活躍を描く。連載第一回目の表題は『花咲ける上方武士道』であったが、ジャーナリストの大宅壮一の助言により二回目以降は『上方武士道』に改題され、単行本出版の際にも『上方武士道』の表題で出版された。「ぜえろく」は本来「贅六」または「才六」と書き、上方で丁稚を差す隠語「さいろく」の江戸訛りとされる。
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