色の蒼白い

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  • 綺麗きれいに髪を左から分けた、妙に色の蒼白い主人の手もとを眺めている。 芥川竜之介『少年』より引用
  • テレビの画面だけが、チラチラと蛍光色の蒼白い光を放っていた。 南里征典『田園調布真紅夫人』より引用
  • その娘は僕がひそかに想像していた通り、色の蒼白い、まったく幽霊のような美しい女であった。 岡本綺堂『青蛙堂鬼談』より引用
  • 色の蒼白い男だが、ペラペラと喋る唇はへんに濁った赤さだった。 織田作之助『世相』より引用
  • 少女は十二三歳ぐらいで、色の蒼白い清らかな顔容かおかたちであった。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 色の蒼白い背の高い男が船頭の前で穏かに云った。 田中貢太郎『幽霊の自筆』より引用
  • 四十前後の色の蒼白い男だった。 織田作之助『夜の構図』より引用
  • 色の蒼白い痩形の一種の威厳を具えたように見える人柄であった。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 色の蒼白あおじろせた僧がそこに立っていた。 田中貢太郎『竈の中の顔』より引用
  • 津下君は色の蒼白あをじろ細面ほそおもての青年で、いつも眉根まゆねしわを寄せてゐた。 森鴎外『津下四郎左衛門』より引用
  • そこへ、「西にし」といふいろ蒼白あをじろをとこてきて、一抱ひとかかきだして自分じぶんまへつてくる。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 01 20080623』より引用
  • お菊さんの眼の前には、ふとった色の蒼白あおじろい、丸顔の線の軟かなふわりとした顔が浮んでいた。 田中貢太郎『萌黄色の茎』より引用
  • 三十に近い、色の蒼白あおじろい、痩せぎすの女房で、それがお留であるらしいことを半七はすぐにて取った。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 名前は知らないけれども、その人は洋服を着た二十五六の、色の蒼白いような、ちょいと様子のい人じゃあないの。 岡本綺堂『影』より引用
  • 加藤は彼とは対照的に、色の蒼白あおじろい、せた長身の男である。 梶山季之『女の警察』より引用
  • 色のあお白い男が蒼くなると、そういう色になる。 ユゴー/斎藤正直訳『レ・ミゼラブル(上)』より引用
  • 待合室にヌヴー刑事がひどく興奮したようすで立っており、彼のそばの椅子には、ひょろひょろに痩せた色の蒼白い、年齢不詳の男が腰をおろしていた。 シムノン/矢野浩三郎訳『メグレとベンチの男』より引用
  • 三十少し出たくらいの、色の蒼白い、敏捷はしっこそうな目をした小柄の男で、給仕から仕上げたのだということを、お庄は後で聞いた。 徳田秋声『足迹』より引用
  • 色の蒼白あおじろい、美しい女である。 森鴎外『青年』より引用
  • 色の蒼白い背丈の割合に顔の小さい女で私は今、そのすらりとした後姿を見せて蓮葉に日和下駄ひよりげたを鳴らして行くお鶴と、物を言わない時でも底深く漂う水のような涼しい眼を持ったお鶴とをことさら瞭然はっきりと想い出すことが出来る。 水上滝太郎『山の手の子』より引用
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