自縄自縛

全て 名詞
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  • そして、自ら作り出した条件に自縄自縛となって阿弥陀仏の慈悲を矮小化してしまったり、手の届かないものにしてしまう。 阿満利麿『日本人はなぜ無宗教なのか』より引用
  • まさに自縄自縛なのである。 塩田丸男『口下手は損ですか 面白い話をするための12章』より引用
  • 四人称を設けることは甚だうまい方法で、この方法によつて確かに前述の自縄自縛がかなりにまぬかれるに違ひない。 坂口安吾『文章の一形式』より引用
  • 自縄自縛じじょうじばくにも似ている。 西尾維新『猫物語(白)』より引用
  • これは至極の名案であつたが、後には、自縄自縛、自らを墓穴へうづめる大悪計ともなつたのである。 坂口安吾『古都』より引用
  • 存在自体がスットコドッコイな我らがSOS団は色々あって今や呉越同舟一蓮托生自縄自縛ごえつどうしゅういちれんたくしょうじじょうじばくなのであるから、船頭の目が黒いうちはどこまでも海上交通安全法を無視してっ走ることになっているのだ。 谷川流『涼宮ハルヒの分裂』より引用
  • もしそれが以前であったら、自分の才気と力量と美貌びぼうとに充分の自信を持つ葉子であったら、毛の末ほども自分を失う事なく、優婉ゆうえんに円滑に男を自分のかけた陥穽わなの中におとしいれて、自縄自縛じじょうじばくにがい目にあわせているに違いない。 有島武郎『或る女』より引用
  • 西園寺が日頃注意する〝近衛の先手論〟であるが、対陸軍という国内問題を軸に、対中国や英米ソなどの国際関係をも律していく、その結果は当然のことながら、国際面で破綻を生じて自縄自縛の結果に陥ってしまう。 勝田龍夫『重臣たちの昭和史 下』より引用
  • なお言わば、そのことの理非曲直の問題はしばらくこれを措くとしまして、ともかく事実上世間の多数を相手に戦うこととなりましては、現にいわゆる細民部落であり、多数の社会を相手に生活せねばならぬ境遇にいるところのこれらの人々の多数は、いきおい自縄自縛に陥るのおそれはないでありましょうか。 喜田貞吉『融和促進』より引用
  • ここでは人間が自縄自縛して、虚妄なるものを虚妄としらず、それにとらわれ苦しんでいる煩悩の世界をいう。
  • というのは、その前から、長州藩から脱走するものが多いので、脱走者は片っぱしからつかまえてくれとたのんでおいたのが、自縄自縛となったのだ。 大宅壮一『炎は流れる4 明治と昭和の谷間』より引用
  • それが作中人物にとっては罠となり、それに足をすくわれたり、危地に追い込まれたり、また自縄自縛になったりする。 コクトー/佐藤朔訳『恐るべき子供たち』より引用
  • こんな政党の状態について、原田も呆れ果てたのか、翌二十四日秩父宮に呼ばれて行くと、「政党は自縄自縛、みずからお互いに墓穴を掘っているような状態でございます」と話した。 勝田龍夫『重臣たちの昭和史 上』より引用
  • この辺りの人達の言葉を借りれば「人の粉を自分のはかりで計る」たちのジャドソン・パーカーは、そうした連中がよくやるように、自縄自縛じじょうじばくに陥った形で、もしアンがあの話を聞いたとしたら、それをあちこちに言いふらすだろうと信じこんだ。 モンゴメリ/神山妙子訳『アンの青春』より引用
  • 生産過剰で横浜の倉庫に二十萬梱のアメリカ行絹糸が欠伸をしてゐようと、飼へば飼ふ程益々自縄自縛の結果に落入らうとそれは別の問題である。 金田千鶴『夏蚕時』より引用
  • そうすれば、おれは自縄自縛じじょうじばくだ。 スタンダール『赤と黒』より引用
  • 土門は自縄自縛じじようじばくていであった。 森村誠一『異型の街角』より引用
  • このひずみが、小羊たちを狂わせているので、一夫一婦制など、まったく自縄自縛の制度といっていいのだ、身から出た錆とはいいながら、四十七、八歳以上の妻が、夫に抱かれるチャンスはきわめて稀だろう。 野坂昭如『錬姦作法』より引用
  • ラウールは、自縄自縛、つまり取り巻き連中によって一種の終身未決拘留の状態になっていた。 ヴィドック/三宅一郎訳『ヴィドック回想録(3)』より引用
  • 自縄自縛という言葉がある。 太宰治『ダス・ゲマイネ』より引用
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