自ずから

全て 副詞
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  • 一人の教育と一国の教育とはおのずから区別なかるべからず。 福沢諭吉『教育の事』より引用
  • 転輪聖王てんりんじょうおう世に出でて四天下を統一する時、七つの宝おのずから現われその所有となる。 南方熊楠『十二支考』より引用
  • 宋の書は意趣の深さを貴び、古人の書法は自ずからその中に備わっている。
  • そこから自ずから彼は表具もやれば刀を採って、木彫篆刻てんこくの業もした。 岡本かの子『食魔』より引用
  • しかし、彼らに必死の戦法を強制した者への不満と、彼らの死の価値の評価とは、自ずから別のものであらねばなるまい。 阿川弘之『私記キスカ撤退』より引用
  • 尊い者を守る蓋であると同時に、「仏の徳が自ずから外に現れ出た徳そのものである」とも言われる。
  • そして唯一の問題点が苦味だとなれば、何に入れればよいかは、おのずから明らかではないか。 貴志祐介『硝子のハンマー』より引用
  • しかしともかくも芸術家のうちで自然そのものを直接に見て何物かを見出そうという人があれば、その根本の態度や採るべき方法にはおのずから科学者と共通点を見出す事が出来てもよい訳である。 寺田寅彦『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』より引用
  • 習慣とは自ずから繰り返されるものであるから、一回の意思決定で習慣を塗り替えるのは不可能である。
  • それにはあまり頭も苦しめなくて、ただ器械的に仕事を進めて行くうちに自ずから興味の泌み出して来るようなことが適当である。 寺田寅彦『夏』より引用
  • こういう疑問がおのずから起らぬを得ないのである。 寺田寅彦『物質とエネルギー』より引用
  • 車体がおのずから燐光りんこうを放っているようにも見える。 山本弘/下村家惠子/友野詳『妖魔夜行 真夜中の翼』より引用
  • この泥自ずから身毛に留まってこれに木生ぜしなりと。 南方熊楠『十二支考』より引用
  • 腰を据えてドッシリかまえているうちに、事態は自ずから好転するであろう。 森見登美彦『四畳半神話大系』より引用
  • ドイツの学者のアルバイテンという言葉の意味がここに一年半通って同学者のやり方を見聞している間に自ずから会得えとく出来たような気がした。 寺田寅彦『ベルリン大学』より引用
  • お客様に対してどちらが親切な仕方であるか、それは自ずから判るところであろう。 相馬黒光『一商人として 』より引用
  • それに比べると音楽は、戦時中の規制はあったにしろ、演劇や文芸が受けた被害とは自ずから違った過程をたどって来た。 和田利夫『昭和文芸院瑣末記』より引用
  • 自ずから、各後継者の選定は、会誌における活躍ぶりを基準として行なわれるようになった。 綾辻行人『十角館の殺人』より引用
  • 宇都野さんの歌の音調にはやはり自ずからな特徴がある。 寺田寅彦『宇都野さんの歌』より引用
  • 同時にユダヤ人の後裔こうえいにとっての一つの神なるエホバは自ずから姿を変えて、やがてドルになりマルクになった。 寺田寅彦『札幌まで』より引用
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