腕の冴え

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  • 刃そのものは普通の鋼だから、やはり腕の冴えとしか言いようがない。 菊地秀行『吸血鬼ハンター11b D-ダーク・ロード2』より引用
  • ことに侯爵家などといえば、きっと腕の冴えた料理人がいるはずです。 菊池寛『M侯爵と写真師』より引用
  • と同時に、どう考えても相手の腕のえを認めないわけにはゆかないことです。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 見物の心に迫って来る俳優の技術は、只外部から磨をかけられた腕の冴えばかりではない。 宮本百合子『印象』より引用
  • 先程見せた腕のえからは想像できない姿が妙に可愛かわいくて、国王は笑い出したくなった。 茅田砂胡『デルフィニア戦記 第07巻 「コーラルの嵐」』より引用
  • 何しろ相手は腕の冴えた職人に在り勝ちな一種特別の神経の持主だ。 夢野久作『山羊髯編輯長』より引用
  • ドク・西畑は、それが腕の冴えなのでしょうが、玉入れの手術をして失敗がまずありませんでした。 安部譲二『塀の中の懲りない面々 2』より引用
  • そしてそれに対してはただ、剣客伊庭某の腕の冴えに感心したくらいのものだった。 大杉栄『自叙伝』より引用
  • 何の同情もない自分の腕の冴えを試すという。 野村胡堂『最近の犯罪の傾向に就て』より引用
  • しかし吉亮は生涯において後藤ほどの腕の冴えた人にはめったに会えないのではないかと評価した。 綱淵謙錠『斬(ざん)』より引用
  • 飛来する白木の針を抜き打ちに斬って落とした白騎士の腕の冴え。 菊地秀行『吸血鬼ハンター08 D-薔薇姫』より引用
  • 技師長は驚くべき器用さと、芸術家はだしの腕の冴えを見せた。 E・E・スミス/川口正吉訳『ヴァレロンのスカイラーク』より引用
  • 四人を瞬間に打って取った、覆面の武士の腕の冴えには、形容に絶した凄いものがあった。 国枝史郎『血ぬられた懐刀』より引用
  • 甚兵衛は中段で受け止めたが、相手の腕の冴えていることはその一撃が十分に証明した。 菊池寛『恩を返す話』より引用
  • 心のなかでこの新しい敵の実力を認めていたし、たった今見せつけられた腕の冴えを否定できないだけに、よけい腹が立つのだ。 ルブラン/山辺雅彦訳『水晶の栓』より引用
  • ところが、分析家が腕の冴えを見せるのは、たんなる手筋の範囲をこえたそのさきなのだ。 ポー/安引宏訳『モルグ街の殺人』より引用
  • よほど頭と腕の冴えた人間で、手筋をよく知っている人間の仕事に違わんというので、ごく秘密で研究した結果君に札が落ちたのだよ。 夢野久作『冗談に殺す』より引用
  • 操舵手の竹内も考えてみれば、神技と言える腕の冴えで、本船の舳先を小さな的に当てたのだ。 安部譲二『時速十四ノット、東へ』より引用
  • 恐ろしいほどの腕の冴えだった。 茅田砂胡『デルフィニア戦記 第01巻 「放浪の戦士」』より引用
  • 事実、彼の遊びは、あまり怖いものではなく、ある種の盗みだけにし、なかなかの腕の冴えを発揮した。 ヴィドック/三宅一郎訳『ヴィドック回想録(1)』より引用
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