脈々と息づい

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  • だがそれ以前から、非公認ながらも有利子金融は脈々と息づいて来ていた。
  • 叱るのも教育の一環だと考えていただけでなく、怒りの感情を真っ正直に表現することをよしとするメンタリティーがかれらのなかに脈々と息づいていたというわけだ。 山際淳司『ダブルボギークラブへようこそ』より引用
  • けれども、その猫背には、現代の物質的豊かさの中におぼれている観のある日本人がどこかに置き忘れてしまったヒューマニティが脈々と息づいている。 姉小路祐『殺意の法廷』より引用
  • 吉兆の水ようかんと言ひ、この店のクレープ・アラスカと言ひ、こんなに高度な完成を示してゐるところを見ると、ひよつとすると食ひ倒れの伝統は今、大阪のお菓子のなかに最も脈々と息づいてゐるのではなからうか、と。 丸谷才一『食通知つたかぶり』より引用
  • これは、龍や蛇に象徴される荒ぶる女性原理ともいうべきものが、西洋では一掃されるべきものと考えられているのに対して、東洋では、その文化の根底には、大いなる女性原理を崇拝する習慣や思想が脈々と息づいていたからに他ならない。 今邑彩『翼ある蛇(「蛇神」シリーズ第2巻)』より引用
  • セツが亡くなった現在も氏の残したデッサンや書籍、水彩の授業の合評会や校舎、たくさんのOBの会話などから氏の心が脈々と息づいていることを感じることが出来る。
  • その一方で、ハッカー文化の根底には、親切で大らかな博愛精神が脈々と息づいており、時に宗教的ですらある。
  • まだ脈々と息づいているのだ。 坂東眞砂子『夢の封印』より引用
  • フォーレの作品では『9つの前奏曲』の第4番を思い起こさせるもので、ここには、17世紀から18世紀にかけて、フランスのクラヴサン音楽に脈々と息づいてきた優美さに対する鋭い感覚がうかがわれる。