胸に動悸

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  • 胸に動悸を打たせつゝ、お光はこんなことを考へて、耐まらなくなつた。 上司小剣『兵隊の宿』より引用
  • 自分は胸に動悸どうきするまで、この光景に深く感を引いた。 伊藤左千夫『奈々子』より引用
  • 松太郎も、口元に痙攣ひきつつた様な笑ひを浮べて胸に動悸をさせ乍ら近づいた。 石川啄木『赤痢』より引用
  • 自分は胸に動悸するまで、此光景に深く感を引いた。 伊藤左千夫『奈々子』より引用
  • 何事が起ったかと胸に動悸をはずませて帰って見ると、宵闇よいやみの家の有様は意外に静かだ。 伊藤左千夫『野菊の墓』より引用
  • そう思うと眼が冴えて、小さい胸に動悸を打って、とても再び眠ることは出来ません。 岡本綺堂『青蛙堂鬼談』より引用
  • 松太郎も、口元に痙攣ひきつつた樣な笑ひを浮べて胸に動悸をさせ乍ら近づいた。 石川啄木『赤痢』より引用
  • 心ともなく思はれて胸に動悸の波うちしは、我のみにもあらざらむ。 大町桂月『箱根神社祈願の記』より引用
  • 赤坂喰違にある紀州家の門を潜ったときには、胸に動悸をさえ覚えたように思った。 薄田泣菫『艸木虫魚』より引用
  • 相手の腕の痛みを思い、胸に動悸が走った。 長嶋有『ぼくは落ち着きがない』より引用
  • 父はたちまち胸に動悸どうきをさせながら、これは、きりしたん伴天連ばてれん為業しわざであるから念力で片付けようと思つた。 斎藤茂吉『念珠集』より引用
  • いつにない出来事なので、どの家の腕附の椅子に掛けている爺いさんも、胸に動悸をさせながら、片々の目でその妙な物を見ていた。 森鴎外訳『諸国物語(上)』より引用
  • いつにない出来事なので、どの家の腕附の椅子に掛けてゐる爺いさんも、胸に動悸をさせながら、片々の目でその妙な物を見てゐた。 森林太郎『十三時』より引用
  • と言ったが、彼自身、胸に動悸どうきがうっていた。 松本清張『波の塔(上)』より引用
  • 土井は答えたが、平静を装っていても、胸に動悸どうきがうった。 松本清張『迷走地図(下)』より引用
  • 何と言っても幼い両人は、今罪の神に翻弄ほんろうせられつつあるのであれど、野菊の様な人だと云った詞についで、その野菊を僕はだい好きだと云った時すら、僕は既に胸に動悸どうきを起した位で、直ぐにそれ以上を言い出すほどに、まだまだずうずうしくはなっていない。 伊藤左千夫『野菊の墓』より引用
  • あなたが次第に名高くおなりになるのを、わたくしは蔭ながら胸に動悸をさせて、正直に心から嬉しく存じて傍看ぼうかんいたしていました。 森鴎外『田舎』より引用
  • 新入生は胸に動悸を覚えた。 薄田泣菫『艸木虫魚』より引用
  • 何と言っても幼い両人ふたりは、今罪の神に飜弄ほんろうせられつつあるのであれど、野菊の様な人だと云ったことばについで、其野菊を僕はだい好きだと云った時すら、僕は既に胸に動悸どうきを起した位で、直ぐにそれ以上を言い出すほどに、まだまだずうずうしくはなっていない。 伊藤左千夫『野菊の墓』より引用
  • 頼宣は胸に動悸を覚えた。 薄田泣菫『艸木虫魚』より引用
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