肯く

全て 動詞
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  • あの位の人物になると、何を書いてるのを見ても肯けるやうな気がする。 古川緑波『古川ロッパ昭和日記』より引用
  • わたしが注意したけれども、かないではいってしまったと言うのです。 岡本綺堂『青蛙堂鬼談』より引用
  • ポニーテイルは話が理解できていることを示すために小さく一度肯いた。 村上春樹『1Q84 BOOK3』より引用
  • 伊三次がそう言うとお園は諦めたように肯いて「わかったわ」と言った。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 さらば深川』より引用
  • ベッドに寝そべったまま湯呑みを探していた老人は子供のように肯いた。 遠藤周作『海と毒薬』より引用
  • そこには怪異があるといって注意した者もあったが、盧はかなかった。 岡本綺堂『中国怪奇小説集』より引用
  • 小百合は肯いたが、急に涙があふれて来て、法子に背を向けて歩き出した。 赤川次郎『殺意はさりげなく』より引用
  • そして肯いてから、暗闇くらやみの中で肯いても何の意味もないことに気づいた。 村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 2』より引用
  • 老人は何度かうなずいてから皿を傾けてシチューの最後のひとくちを飲んだ。 村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 2』より引用
  • 主人のいいつけでしたのであろうと、非常に責めてもかなかったという。 河口慧海『チベット旅行記(下)』より引用
  • フレッチャーは無言のままそれにうなずくと、次の区画に進むドアを押した。 楡周平『マリア・プロジェクト』より引用
  • しかし恋の涙と感謝とを体験したる人はたやすく肯くことができるであろう。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • 僕たちはそれからも、ありがちだありがちだと言ってはうなずきあった。 橋本紡『半分の月がのぼる空 第05巻』より引用
  • で普通の人が行って頼んでもなかなかいてくれないから私が頼んで上げましょう。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • その解決には、読者をなるほどと肯かせる要素が必ずいるのである。 ドイル/鈴木幸夫・鮎川信夫・内田庶・中尾明訳『シャーロック・ホームズ全集(下)』より引用
  • 彼女は小さくうなずいて、それから涙にれた目でじっと僕を見つめた。 村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 2』より引用
  • 私は肯きながらも、この動乱の日に再会の約はむずかしいと思っていた。 壇一雄『リツ子 その愛・その死』より引用
  • 無理でもあろうがいてくれと、立派なお女中が手をついて頼むんでしょう。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • それを師匠の小三に覚られて、幾たびか意見されても小三津はかない。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 二本佳子は夕子の様子にちょっと戸惑ったようだったが、黙って肯いた。 赤川次郎『幽霊候補生』より引用
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