肥える

全て 動詞
43 の用例 (0.00 秒)
  • 今朝起きて見たら手や足が急に肥えて何でも十五貫位はありましょうよ。 正岡子規『初夢』より引用
  • プロ野球が全国十八都市にひろがったために、ファンの眼が肥えてきた。 赤瀬川隼『球は転々宇宙間』より引用
  • 彼のテーブルのすぐ隣りにはよく肥えた顔の厳しい紳士が腰を下してゐた。 原民喜『溺死・火事・スプーン』より引用
  • 娘達の眼が肥えて来て、要求が贅沢になったから、というのも聞えない。 戸坂潤『思想と風俗』より引用
  • 水仙は花にとものうて、通常は四枚、きわめてえたものは八枚の葉が出る。 牧野富太郎『植物知識』より引用
  • その上に若き女どものいみじう肥えたるが二人まで倒れかゝりてゐたり。 森鴎外『伊沢蘭軒』より引用
  • ホテル側が次々と新しいものを提供すると、利用者の目も肥えてくる。 金益見『ラブホテル進化論』より引用
  • その形は全く普通の鹿のようであるが、鹿よりも余ほど肥えておるです。 河口慧海『チベット旅行記(下)』より引用
  • 自然に対する観察眼が、お陰で大変肥えたのは結構な事かもしれません。 安部譲二『ぼくのムショ修業』より引用
  • 色が白くて、よく肥えていて頭の形と、髪のかかった額つきが美しい。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • 最近小佐内さんに引きまわされて、これでも舌が肥えたのかもしれない。 米澤穂信『夏期限定トロピカルパフェ事件』より引用
  • むろん同じ人間でも肥えている時とせている時とでは容貌が違ってくる。 横溝正史『刺青された男』より引用
  • 土はよく肥えているのに、穀物など一向に生えそうな様子はありません。 原民喜『ガリバー旅行記』より引用
  • 蔦子さんってば、カメラ小僧だけあってさすが人を見る目がえている。 今野緒雪『マリア様がみてる 03 いばらの森』より引用
  • 魯粛の肥えた体も、関羽の手にはまるで小児を提げて行くようであった。 吉川英治『三国志』より引用
  • この町では行ったりきたりしている人たちが、みな肥えふとっていた。 パール・バック/大久保康雄訳『大地(1部)』より引用
  • 奥から四十くらいの肥えた女が、盆に銚子とつまみ物を持って出てきた。 松本清張『無宿人別帳』より引用
  • 彼女は婦人用品に眼が肥えているので、だいたい間違いないと思います。 松本清張『迷走地図(上)』より引用
  • 年とともに肥え崩れてきた身体を揺らし、大きく息をつくと皇帝が言った。 森福都『長安牡丹花異聞』より引用
  • スペインだかモンテカルロだか、それは知らないけど、舌は肥えてるよ。 桐生祐狩『夏の滴』より引用
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