聞説

全て 副詞
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  • 聞説す、我鬼がき先生、佐佐木味津三君の文を称し、猥談わいだんと題するをすすめたりと。 芥川竜之介『八宝飯』より引用
  • 聞説きくならく、喬家の二名花とは、姉を大喬たいきょうといい、妹を小喬と呼ぶそうで、その傾国の美は、つとにわれわれも耳にしているものです。 吉川英治『三国志』より引用
  • 聞説きくならく、またかれは何人から耳にしたのか蕪村の風流をしたい、そが半生の逸事佳話は一つとして識らざるなく、殊に驚嘆すべきは余財を傾けて蕪村の短冊一葉を己れの有としたことで、かれはこれらのものを購うにも決して価の高下を言わず、他のいうがままに買いとるのである。 柴田流星『残されたる江戸』より引用
  • 聞説きくならく、敵の梁山泊も昨今では一大強国ほどな兵備もあるよし。 吉川英治『新・水滸伝(四)』より引用
  • 聞説きくならく、曹操は今、地方にあって二十余万の兵を擁し、その幕下には、星のごとく、良い武将と謀臣をかかえているそうです。 吉川英治『三国志』より引用
  • 聞説す、かのガリヴァアの著者は未だ論理学には熟せざるも、議論は難からずと傲語せしと。 芥川竜之介『恒藤恭氏』より引用
  • 聞説きくならく多摩川に沿うた溝には、独歩の「忘れ得ぬ人々」の作にちなんで、独歩の碑が立っているとか、さらば近代における多摩川風景の祖道者として、花袋の碑は、そこに建てらるべきではなかろうか。 小島烏水『紀行文家の群れ』より引用
  • 聞説きくならく、呉侯のお妹は、なお妙齢佳春の人という。 吉川英治『三国志』より引用
  • 聞説きくならく、曹丞相は、文を読んでは、孔孟の道も明らかにし得ず、武を以ては、孫呉そんごいきにいたらず、要するに、文武のどちらも中途半端で、ただ取得とりえは、覇道強権はどうきょうけんを徹底的にやりきる信念だけであると。 吉川英治『三国志』より引用
  • 聞説きくならく、その上にも。 吉川英治『私本太平記』より引用
  • これは自称して、中山靖王ちゅうざんせいおう末裔まつえいとはいい給えど、聞説きくならく、その生い立ちは、むしろを織りくつあきのうていた賤夫という。 吉川英治『三国志』より引用