聞くならく

全て 副詞
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  • 聞くならく坐漁荘主人の西園寺公も、甚だこれを好むということである。 吉川英治『河豚』より引用
  • 聞くならく、田中千禾夫の演出は、今や、劇作と同様に高く評価されてゐる、と。 岸田国士『黙然として』より引用
  • 聞くならく、漱石すらも尊敬した独身貞潔のある有名な哲学者は、夜々ひそかに稚拙にして猥褻わいせつなる秘画をかくのを趣味としていたという。 山田風太郎『ラスプーチンが来た 山田風太郎明治小説全集11』より引用
  • 聞くならくアーサー大王のギニヴィアをめとらんとして、心惑える折、ながらに世の成行なりゆきを知るマーリンは、首をりて慶事をがえんんぜず。 夏目漱石『薤露行』より引用
  • 聞くならく、赤穂浅野の家中は、国家老大石内蔵助の深甚なる配慮により、五年、七年の生活を支えるに足る分配金を給され、侍奉公を望む者には微禄ながら仕官先を斡旋あつせんし、町屋暮しを願う者には問屋筋の者を教導に当て、一人も餓えたる者なきを期したとか。 池宮彰一郎『その日の吉良上野介』より引用