聞えるだろ

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  • 寝床に入つても雨の音が聞えるだらうと思ふと、なんだか床に入りたくない。 尾形亀之助『早春雑記』より引用
  • 之で見ると、つまり主観的な放送はいけないのだということに聞えるだろう。 戸坂潤『世界の一環としての日本』より引用
  • 経験のないものは大きな声さえ出せば聞えるだろうと考えるがそんなものではない。 伊丹万作『雑文的雑文』より引用
  • あのお方にはわたしが仕事をしている音が聞えるだろうな。 アレクサンドル・デュマ/鈴木豊訳『赤い館の騎士(下)』より引用
  • あの徳川方とくがわがたのものの嘲笑ちようしよう伊那丸いなまるさまや民部みんぶさまの耳にどんなにいたく聞えるだろう。 吉川英治『神州天馬侠(三)』より引用
  • きみには、マッコイのいうことは聞えるだろうが、応答をすることは不可能だ。 ジェイムズ・ブリッシュ『01 宇宙大作戦 No1』より引用
  • といえば、いかにももっともらしく聞えるだろうが、バカなことをいっちゃいけない。 山口瞳『草野球必勝法』より引用
  • ちょっと聞くと、ずいぶん不思議な、神秘的な話に聞えるだろう。 夢野久作『近眼芸妓と迷宮事件』より引用
  • 尤も文学というと第一に小説という様式が考えられがちだが、それから見ると社会時評が文学的本質だというのは如何にも唐突のように聞えるだろう。 戸坂潤『思想と風俗』より引用
  • これは前言と矛盾のように聞えるだろう。 山田風太郎『戦中派不戦日記』より引用
  • 田代劉 そこぢや話声が聞えるだらう。 岸田国士『昨今横浜異聞(一幕)』より引用
  • 今吾々が話ししてゐる此の杜松の木蔭の処には、まづ第一に、大西洋と云ふ海が来て吾々の話声の代りに波の大きな音が聞えるだらう。 ファーブル・ジャン・アンリ『科学の不思議』より引用
  • 僕の呼吸が聞えるだろう。 ウルフ/鈴木幸夫訳『波』より引用
  • あすこならきっと話声まで聞えるだろう。 谷崎潤一郎/種村季弘編『美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集』より引用
  • おまえにも聞えるだろう。 吉川英治『三国志』より引用
  • といえば、いくらか本当らしく聞えるだろうか。 吉行淳之介『贋食物誌』より引用
  • 眼はつぶれておっても、耳は聞えるだろう。 山田風太郎『秘戯書争奪』より引用
  • ほら、大きな笑い声と、あの男の声が聞えるだろう? トルストイ/木村浩訳『アンナ・カレーニナ』より引用
  • それを音として再生すると、波形によって、それぞれちがった音色の雑音として聞えるだろうという見込である。 中谷宇吉郎『比較科学論』より引用
  • そして、また、なぜ彼女は、伸子がそのためばかりに、弾んだ呼吸も聞えるだろう程せきこんで帰ってきたのに、ああ軽く、何気なく云い紛らしてしまったのだろう。 宮本百合子『伸子』より引用
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