聞える

全て 動詞
3,656 の用例 (0.01 秒)
  • 遠く響いて来る歌の声は聞えるが、それが何の歌であるかわかりません。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • のみならずそれは聞え出したと思うと、急にこう云う怒鳴り声に変った。 芥川竜之介『トロッコ』より引用
  • ウウウーと唸る声は夫の死後八年の今でも私の耳の底に響いて聞えます。 岡本かの子『母と娘』より引用
  • どちかと云へば性来太い方の声なので、返事をするのが自分にも聞える。 石川啄木『雲は天才である』より引用
  • さっきまで、聞えていた例の小さい人間の声もしなくなったのである。 海野十三『火星兵団』より引用
  • わたくしはファゼーロの近くへ行って風の中で聞えるように云いました。 宮沢賢治『ポラーノの広場』より引用
  • のみならずそれは聞え出したと思ふと、急にかう云ふ怒鳴り声に変つた。 芥川竜之介『トロツコ』より引用
  • 幸福に充ちて、忘れて居た姫の耳に、今はじめて谷の響きが聞え出した。 折口信夫『死者の書』より引用
  • まど越しなので言葉は聞えないが、何か言っているようにすら見える。 大杉栄『日本脱出記』より引用
  • そのとき正面と思われる方向の闇の中から軽い口笛の音が聞えだした。 海野十三『恐怖の口笛』より引用
  • その中を、風だった竹籔の音が、かすかながらそこここから聞えて来る。 芥川竜之介『運』より引用
  • きっと、さっきのひとりごとが、聞えたんだな、と思ったものですから。 菊池寛『アラビヤンナイト』より引用
  • その声は、机の上においた水仙の花壜かびんの中から、聞えてくるのであった。 海野十三『二、〇〇〇年戦争』より引用
  • なるほど、おめえの云ふ通り、こんなことが聞えたら好くねえだらうね。 岡本綺堂『権三と助十』より引用
  • 夜があけてゆくにしたがって、雷のような足音が聞えてきはじめました。 菊池寛『アラビヤンナイト』より引用
  • するとどうした具合であったか、感激に満ちた若い女性の声が聞えて来た。 海野十三『空襲葬送曲』より引用
  • それははたからも聞えて来ますし、自分自身の内部からも湧き上って来ます。 岡本かの子『仏教人生読本』より引用
  • 彼女はつとめて微笑をしながら、私に聞えるか聞えない位の低声こごえで言った。 堀辰雄『風立ちぬ』より引用
  • 胸のあたりで、声は聞えたようであるが、口へ出たかどうか、心許こころもとない。 泉鏡花『悪獣篇』より引用
  • 広場の車馬の響さえ、何か別の世界の物音のように聞えて来るのでした。 バーネット・フランシス・ホジソン・エリザ『小公女』より引用
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